1週間は金曜日から始めなさい 仕事と人生が楽しくなる時間活用術
- 作者: 臼井由妃
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2006/11/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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15分以上考えてもいいアイデアは浮かばないのでそれ以上は考えないとか、どうすれば楽になるかを考えれば使える時間が増える、お金と時間は節約ではなく殖やすことを考えるなど。著者に言わせれば節約は時間貧乏のすることで、時間リッチにならないのだそうだ。「ラジオの語学講座を聞きながら化粧して食事もする」とがんばっていても結局語学は身につかないのではないか、と。確かに言われればそうだ。時間を節約する方向に頭を使うのではなく、「一粒で何度もおいしい」時間の使い方を考えた方がいいそうだ。
中でも役に立つと思ったのが時間の量を増やすのではなくて密度を高めることを考えるというアイデア。「仕事は忙しい人に頼め」という理屈と同じだ。時間を効率よく使うことを必死で考えて実践することで自分の中に時間活用のノウハウが蓄積される。そうすることで時間リッチになって行くのだそうだ。実際にやってきた人のことばには重みがある。
本のタイトルでもある「1週間は金曜日から始める」というのも面白い。著者は1週間は月〜水の3日間しかない、と考えて仕事をしているそうだ。木曜日は水曜までにした仕事のチェックをする日。金曜日は来週しっかり仕事をするための準備の日。さらに金曜日には大事な役目がある。
そして金曜日にはもう一つ、大事なことをします。それは、普段は忙しくて頭が回らないようなこと、たとえば販売戦略の立案やマーケティングといった、中長期的な未来のことを考えるのです。
「ドタバタしてたら、もう金曜日。今週も早いなあ」
その週にやらなければいけないことにだけ気をとられていると、あっという間に1週間が過ぎていきます。でも毎週毎週こんな調子が続くと、目先のことだけに追われて将来が見えなくなってきます。そして将来が見えないと「私は何をやっているんだろう」という不安に襲われます。そんな状態が続くと、仕事も面白くなくなります。
そうならないためにも週に1日必ず、将来のために時間を投資する必要があるのです。この先、確かな方向に向かってステップアップするための日を確保しておくのです。(中略)
金曜日には将来のことを考える。翌週に備える。
月火水でやるべきことを終わらせ、木曜日に検証&反省をする。
金曜日がGTDで言う「週次レビュー」の日になっているのだと思う。
私が今通っている学校は火〜木曜に授業があるので、金曜から週を始めるのはやりやすそうだ。さっそく試してみよう。