毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

やはり「美は執念」なのか☆☆

田中宥久子 美の法則

田中宥久子 美の法則

この本はハウツーではなく、田中さんの哲学を知ることができる本。言わば「田中宥久子の作り方」的な本だ。大きく3つのパートがあり、美しくなるための心がけ、田中メソッドについて、それから田中さん自身の歴史と現在を知ることができる。もちろん一番役に立つのは最初のパートだが、映像の仕事から田中メソッドと言われるメイク法やツールが生まれる過程を知るのは面白かったし、田中さんが女優の専属メイクとしてお仕事をされていことをこの本で初めて知った。人はいつ成長するのか、そのために何を乗り越えなければいけないのか、そういう普遍的なことについても教えてもらったと思う。

とにかく仕事の面でも美しさの面でもご自分に厳しい田中さん。はあ、やっぱりここまで厳しくないと成功しないのねぇ、と思ったがちょっとびっくりするようなことも書いてあった。

かくいう私も、「スキンケアもメイクもせず、ウエストがゴムの楽な服装で、日向ぼっこをしながらごろごろとテレビを観ていたい」と何度も思います。でも一方で、そんな生活を続ける先に、どのような代償が待っているかもよく知っています。だから疲れていてもケアをする。肌を保護するため、そして人への礼儀としてメイクをする。でも、内緒の話、たまにはごろごろ、ダラダラします。これはきれいになるための心の息抜き。

なーんだ、あの田中さんでもこんな風に思うんだ、とホッとした反面、やはりツケはあとで回ってくるんだと反省も。
でも、「ねばならない」はストレスになるのでそんな気持ちでケアをしてもきれいにならないそうだ。毎朝晩のケアが大切だとわかっていても忙しくてできなければ、週末にまとめてやってもよいと書いてあり、少し気が楽になった。継続できることが重要なので楽しく、ラクにできることが一番だとも。確かに、時々必死でやるより毎日5分のケアを続けていた方が結果が出る。当たり前のことだが改めて納得した。
美しくなりたいとどれだけ思い続けられるか。そのために努力できるか。美しい人とそうでない人を分けるのは顔のつくりではなく思いの強さ、田中さんの言葉でいえば「執念」なのだろう。

美容に関することはもちろんだが、精神面や生き方の美しさについてもいろいろ教えられることが多い本なので、女性には一度読んでみてほしいと思う。


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

老け顔はポイントでカバー

顔を老けて見せるポイントは、実際はそれほど多くはありません。
そのひとつはアゴの周りです。(中略)口元に肉がついてくると、口角が下がってきます。口元にしまりがなくなり、ほうれい線が深くなっていきます。また、アゴのラインも曖昧になっていきます。(中略)だから顔を若くするには、まず頬骨の下の肉を減らしてほうれい線を消し、アゴのラインをすっきりとさせていけばいいのです。
次が目頭と目尻と小鼻を結ぶ、目の下の三角ゾーン。ここはクマやシワ、たるみが集中し、毛穴の開きも目立つ場所。この部分を明るくし、張りをもたせていけば若い顔になります。
最後が小鼻の横です。ここにある溝は毛穴が開きやすく、赤黒いラインを作ります。この赤黒さがじつは顔を疲れて見せ、老けた印象を与えやすい。

こめかみは顔の姿勢

いい表情を作るには「こめかみで微笑みなさい」と言われます。なぜならこめかみは、美しい表情を作る隠れたポイントだから。
試しに、微笑むときにこめかみにもクッと力を入れてみてください。頭皮にグッと力を入れ、おでこをキュッと引っ張るようなつもりでこめかみに力を入れると、自然に口角が上がり、ほおにも張りが出て凜とした美しい笑顔になるはずです。
伏し目をしたときにも、こめかみに力を入れると、まぶたに張りが出て美しく見えます。頬も引き締まり、おかしな陰が出ません。
こめかみに力を入れるということは、顔の筋肉に緊張感をもたせるということ。