毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

時間を有効に使う人の発想とは☆☆☆☆

無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法

無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法

 

※最近の日記で「年収10倍の本」と書いているのはこの本のことです。

先日から実践している時間術について書かれた本。著者は輝かしい経歴の持ち主で、19歳(当時最年少)で公認会計士補の資格を取り在学中から監査法人に勤める一方、21歳長女を出産、3女の母でもある。マッキンゼーなど外資系企業を経て現在は経済評論家・投資顧問会社経営。仕事と育児を両立する経験からワークライフバランス問題に強く、男女共同参画会議「仕事と生活の調和に関する専門調査会」委員もつとめる。たくさんの賞を受賞されているが私がすごいと思ったのは2005年、ウォール・ストリート・ジャーナルから「世界の最も注目すべき女性50人」に選ばれていること。その業績は海外でも評価されているのだ。

 「年収10倍」というのは初任給から比較した額だそうだが、確かにこの本を読めばどういう考え方・発想が自己価値を上げるのかがわかる。私などには全くない発想ばかりで読んでとても新鮮だった。たとえば、英語の勉強をしてTOEICの点を上げようと計画する時、何時間勉強して何点上がり、その結果年収がどれだけか上がるのかキッチリとはじき出す。そうすることで英語の勉強1時間にどれだけの対価があるかを考えモチベーションを保つことができる。
またアウトソーシングについて考える時も、「自分の時給」をしっかりと考え、いくら以上の価値があればタクシーに乗れるのか、お掃除代行サービスを頼めるのか、30分のネイルケアは贅沢なのか、許容範囲なのかを判断する。ものすごくクールでシビア。しかし、そこまでキッチリ考えるからこそ「自分の時間を投資して自己価値を上げよう」と思えるのだろう。漠然とした目標では到達することができない。言わば「究極のニンジン」ではないだろうか。

それから、あとがきにも書かれているようにこの本には著者が時間や費用をかけて学び、実践した結果がぎっしり詰まっているのでものすごく価値が高い。自分で何冊も本を読まなくてすむのだ。たとえば「レバレッジ時間術」のエッセンスも入っている(文中で紹介されています)ので、この本を読めばアウトラインがわかる。私も今まで何となくしか知らなかったトヨタの「カンバン方式」がどんなものなのか理解できたし、今までに読んだ本の知識を復習し、実践的な方法を学べたと思う。

本には「一流の人の真似をそのまましても続かない」とあるが、私は「カリスマのやり方はまず否定せずに受け入れてみる」主義なので、自分のできる範囲でやってみて、それから使えるものを残していこうと思う。今は学校メインの生活で換算時給が「限りなくゼロ円に近い」私には、まずしっかり勉強して将来の収入を上げる、という目標になるが。
気合いと根性ではないクレバーなやり方なので、今までできなかったこともできるように感じている。
詳しい内容はまた日々の日記で紹介していく予定です。