あなどれない入門編 ☆☆

ミラクルガールのつくり方―ハッピーライフと奇跡体質をGetする!

最近何かと名前の出てくる佳川さんの本。私がこの本を読んだのは年末手に取った別の著書に呼吸法がちょっと紹介されていて、「詳しく知りたい方は『ミラクルガールのつくり方』を読んでください」とあり、興味を持ったからだ。巻末に「魔法のおまけ」としてその呼吸法と過去のネガティブを手放す＆未来を素晴らしいものにするエネルギーワークが載っている。
呼吸法は以前「西野流」*1を習っていたことがあるので、ああなるほどなという感じだった。

佳川さんの本はすぐ読めるものが多いが、その中でもかなり薄い方だと思う。ターゲットが若い女性とハッキリしていて、その中でも「何からやればいいのかわからない」という人に向けて書かれたものだと思う。簡単なことだし、すぐできるし、むずかしくも何ともない。なあんだ、と思うが、やっている人とやっていない人の差はハッキリと出てしまう。そういうことを佳川さんの本は教えてくれる。

若い女性じゃなくても、初心者じゃなくても学ぶことは多い本だと思う。立ち読みでもいいのでぜひ読んでみてくださいと言いたいところだが、佳川さんの本はたくさんありすぎて２年半前に出たこの本を置いている書店は少ないかも。その時はまず図書館でどうぞ。

以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

本物と偽物の大きな違いは“気”と“オーラ”

「本物と偽物はね、そばに持ってきて、横に並べれて比べれば比べるほどわからないんだよ。なにせ、偽物は偽物だとバレないように必死で細工をしてあるからね。それはそれは感心するほど細かいところまで同じようにつくってある。
でもね、本物だけを毎日毎日ずっと見続けているとね、偽物が来たときは、すぐにはじきだすことができるんだよ。そのものの気が違うし、構えが違うし、見栄えが違うんだよ。オーラの放ち方がまったく違うんだよ！だから、どんなに精密に真似てつくっても、偽物なんてすぐわかるよ」（高級ブランド輸入会社の社長さん談）
本物を見極める目を養いたかったら、本物とだけつきあう！

こちらがまっすぐでいると、他のゆがみやいんちきが見破れる！

私の言う“素直な人”というのは、なんでもかんでも人の言うことをうのみにして、信じてしまう“自分のない人”のことではありません。他人の言いなりになって、ぺこぺこ服従する人のことでもありません。

「まっすぐに曇りのない心で、すべてをちゃんと見えている賢い人」のことです！

素直でまっすぐな人のことを、人に言いくるめられたり、だまされたりして頼りなくて心配だと思う人があるようですが、それはとんだ勘違いなのです。
素直でまっすぐな人とは、すべてをちゃんと把握できる人なのです！

たとえば、こちらが、まっすぐな姿勢で立っていれば、斜めに倒れた電信柱を見たときは、それが斜めになっているのがわかりますし、ぐにゃぐにゃに曲がった鉄柵を見れば、それがぐにゃぐにゃにゆがんでいることがはっきり見えるものです。
でも、こちらが斜めに立っていたら、斜めに立っている電信柱がまっすぐに見えてしまうのです。こちらがぐにゃぐにゃしていたら、目のまえの景色はぐにゃぐにゃではないように見えるのです。

それって、真実じゃないのですよね。ゆがめられた世界なのです。
（中略）
たとえば、自分が素直なら、相手が間違ったことやゆがんだ考えで、何かを言ったり、したりしていることがわかるのですが、自分がひねくれていたら、素直な人がひん曲がって見えるのですね。それで、ひん曲がった人を肯定してしまったり……。
それは、とても危険なことなのです。人間、誰とつきあうか、どんな出来事をどう受け止めるかで、人生が大きく変わるからです。

こちらが、まっすぐであれば、ゆがんだ人やおかしなことを言う人を、ちゃんと“おかしい”と感じ、警戒できるのです！
（中略）
だから、素直でまっすぐにいるということは“人に好かれる”ということ以外の要素としても、とても大切なのです。
そして、『少年少女に神宿る』という言葉があるように、素直で純真な心を抱いた無邪気な人間に、神様は宿り、護り、支えてくれるのです！

どっしりかまえると、すべてがそこに落ち着く

人は勢いのある人に巻き込まれ、ずっしりとした存在感のある人に安心して身を寄せるものなのです。

自分の考えが、自分の心の奥底で揺るがぬものとなったときや、大切な重みを持ったとき、すべての宇宙の恵み（素晴らしい人物や良いことやたくさんのお金など）が、その人の中に、ずっしりたっぷり入ってくるようになっているのです。

重力が働いているところでは、一定の方向にのみ、ものは向かっていくようになっているのです。
りんごが木からポトンと下に落ちるように、雨が空からザーッと下に降るように、重力が働いているところでは、すべてがひとつの方向に自然に向かっていくのです。

人間も、肝が座り、考え方に余裕ができ、なおかつ確信に満ちた生き方をするようになると、自分の中に重心ができ、重みのある（重力を働かせるような）人になるのです。
なにかとみんなが集まり、いろんなものがやってきて、ツイてる人になるのです。

自分をしっかり築けば人生は思い通りに築ける！

人生が思うように築けないとか、何をやっても形にならないとか、夢が叶わないとか、成功をつかめないというのは、自分自身をしっかり確立させていないからです。

自分が何を望み、どういう方向に進みたいのか、どう生きたいのか、誰といたいのか、いくら欲しいのか、などを心の中で明確にし、しっかり揺るがぬものとして自分の中に築けるようになると、そういう思いやビジョンは、現実問題として、自分の人生に形となって現れてくるものです。

自分の中に固まるものがないうちは、何をやっても中途半端に終わってしまうのです。ですから、意志や思いやビジョンをしっかり築く必要があるのです。自分や人生の基礎となるものがないうちは、何も成り立たせることはできないのですから。

思い通りに幸せに生きていきたいと思うなら、思うことの質やレベルを自分で見つめることがなにより大切です。

うれしすぎる出来事や想像以上の幸運や幸せな奇跡は、自分の中を素敵な思いで満たし、心やビジョンをハッピーに築いている人に起こる、当たり前の現象なのです。
あなたの中で確立された心の絵は、外側に顔を出し、周りの人々や出来事に影響を放ったり、同質のものと共鳴・共感したり、惹きつけたりしますから、最終的には、描いた思いやビジョン通りのことを現実として経験することになるのです。

*1:由美かおるさんで有名な呼吸法です