- 作者: 神田昌典,來夢
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2003/03
- メディア: 単行本
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実は出版された直後読んだのだが、当時は占いだと思っていて企業や世の中の流行りについての解説が多かったため何となくピンと来ないままだった*1。
今読み直したら前とはまったく違う印象を受けた。面白いし、学べることがたくさんあった。それは、最近まとめて神田さんの本を読んでいるからかもしれない。「成功者の告白」とセットで読むと受け取れるものが増えると思う。
神田さんがアストロロジャー來夢さんの監修を受けてここに書いている「春夏秋冬理論」とは、簡単に言えば人にも企業や商品などのものにも流れがあり、それは12年で1サイクルになっているというもの。秋がいわゆる人生の試練で、その時に課題の精算をしなければならない時期に当たる。そのために夏はどう過ごすのか、冬や春は夏のためにどう準備するのか、ということが大切になるのだ。
自分の過去に何があったのか、どのタイミングでどんなことが起きているのかを検証し、それぞれの秋は何が課題だったのかを見る。そしてその課題はクリアできたかどうかも見る。そうすることでこれからどう生きていくべきかも予測がつくのだ。
何でこんな簡単で重要なことが前は受け取れなかったのだろう、と思うが私自身の流れが秋から冬に向かう今のタイミングだからこそ学べたのかもしれない。
おそらく世の中に類を見ない「経営コンサルタントが書いた占いの本」、知ると知らないでは大違いなのでぜひどうぞ。
この本のはじめにも書いてある。
億万長者は、占星術を信じない。しかし……大富豪は、活用する。
――1989年5月15日、『ニューヨーク・タイムズ』より
*1:その後、監修者來夢さんが書かれた「自分の四季を知り、負けない運をつくる 春夏秋冬占い」も購入。個人の流れを見るにはこちらの方がおすすめです