毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

こうすればいいのか!!☆☆☆☆

できる人の勉強法

できる人の勉強法

以前できる人の教え方という本を読んだ時に「勉強法の本」も出されていることを知り、図書館に予約したらこんなに時間がかかってしまった。
読んでひと言、「買えばよかった」。

著者は東進ハイスクールの人気英語講師だが、普通の高校を普通の成績で卒業したごく普通の人だったそうだ。その後予備校で勉強法に目覚め上智大学に進学。在学中に英検1級やTOEIC990(満点)も取ったすごい実績の持ち主だ。その後アルバイトで始めた予備校の講師が面白くなり、そのまま仕事として続けている。

そういうすごい経歴の人が、自分で工夫したさまざまな勉強法を公開してくれている。参考書や単語集ははじめからすべてを理解しよう、覚えようとせずにまず浅く全体をやり、次にもう少し深くやり、と繰り返しながら深く理解するスパイラル方式や、時々メンテナンス(覚え直し)して完全に記憶に定着させる「皿回し暗記術」など、なるほどと思うところがたくさんあった。私が学生の頃にこの本があったら…と考えてしまった。悪い例として紹介されている「アルファベット順の単語集のaのところで挫折」という経験が私にもあるので。

他にもノートをきれいに作ること=勉強ではないとか、机の前に座っている時間=勉強時間ではないなどの勉強に対する考え方やモチベーションの保ち方、細切れ時間に何をするか、集中力を高めるためにどうするのかなどすぐ役に立つことがたくさんあった。これだけのことができるのは凡人ではないと思うが、安河内先生が本当に実践してよかったことなので信頼できる。やる気がなくなった時に読むとエンジンがかかりそうなのでこの本は手元に置きたくなった。即買います。

さらにこの本は決してスピリチュアル本ではないが、やはりひとつのことを極めた人はそういうこともよくわかっているのだな、とこの本を読んで思った。周りのネガティブな雑音を聞き流すとか、いかに自分をいいコンディションに保つか。そういう意味でも役に立つと思う。
社会人に「理想は毎日1時間勉強することだけど、忙しかったら1日30秒でもいいです」と言えるやさしさ、勉強しようという人に対する思いやりや熱意を感じるところが古市さんとの☆の差になったかもしれない。

実はできる人の英語勉強法という本もあるのだが、いきなり買うかどうか検討中。