■ツール
トークマスタースリムの大きな特徴は音声付き単語帳。メーカーのサン電子サイトからダウンロードできるようになっているが、自分で作ることも可能、とマニュアルには書いてある。本当に作れるものか、それも現実的か(作るのにものすごく時間がかかったら意味がないので)を試すべく挑戦してみた。
材料はフランス語はじめの単語帳 (Nova books)という2年ほど前に買ったCD付単語集。これをパソコンから取り込んでmp3にし、トークマスターに転送して聞きながら分割する。さらにこのファイル名を自分でわかるように名前を変更し*1、単語帳と同じフォルダに移す。単語帳はワードパッドまたはエクセルファイルで自分で入力して作る。
時間はかかったが、作ってみたらちゃんとできた。慣れればもう少し早くなるかもしれないし、作ったら使うと思うので無駄な労力にはならないと思った。音声で確認できるなら発音記号を入れる必要はないし、品詞は自分で設定できるので「男性名詞」「女性名詞」なども入れることができる。
問題は
- フランス語特有の文字(アクサンのつくものなど)が表示できない
- 分割に時間がかかるため待ち時間が長い
- 音声ファイルを単語ひとつずつに分割できない
だと思う。
フランス語に限らず英語以外はすべて特殊な文字が使えないのは残念だが、これはメモリボでも同じだったのでまあしょうがないかなという感じ。一番の問題は音声ファイルが短くなりすぎると分割できないことだ。単語2つずつまでしか分割できないものも多かった。これは例文などある程度の長さがあればまったく問題ないし、単語帳で続けて音声を流すモードもあるので、そういう使い方にしよう、と割り切ればいい話だ。今日は試しだったので2つずつに分割したものをつけたが、ある程度まとまった形(たとえば曜日、月、季節などテーマごとにひとつのファイル)にしてもいいかなと思った。とにかく音を確認しながら単語チェックができるのは大きい。
これがあればメモリボいらないじゃん、とはじめは思って買うのを少しためらったが、メモリボは音の関係ない学校のテスト用に使うことにした。覚えることはたくさんあるので。
また、本体で録音したもの以外を取り込んで使う場合「著作権保護が設定されているファイルは再生不可」とマニュアルに書いてあったので心配だったが、普通に市販の語学書の付属CDは問題なく使えそうだ。
39800円、高いかもしれないがこれで毎日欠かさず半年聞ければ充分価値はあると思う。
トークマスター公式サイトはこちら