毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

達人は努力を努力と思わない

「スポーツ大陸」というNHKの番組を見た。毎回ひとりのアスリートにスポットをあてる番組のようで、今日はプロ野球東北楽天イーグルス田中将大投手だった。

プロ野球を見ない人はご存じないかもしれないが、プロ野球界には「2年目のジンクス」というものがある。活躍して新人王を取った選手は翌年パッとしない成績に終わることが多いことをこう呼ぶ。田中投手は高校卒業後楽天に入り、1年目からエースとして活躍し、新人王に輝いた選手だ。なので、今年は「2年目のジンクス」に該当するのだが、選手に厳しい楽天野村克也監督に
マー君*1に2年目のジンクスはない」
と言わしめるほどの評価をされている。

めったに選手をほめないことで有名な野村監督がなぜあんなに手放しで田中投手をほめるのか、去年から不思議に思っていたのだがその理由がわかった。この人は現状で満足しないのだ。常に進化しようとしている。

毎日の取り組みがまさしく「達人の道」そのもの。自分に何が足りないのかを考え、黙々と練習に取り組んでいた。遊びたい盛りのはずなのにあまり外出もせず、すべての判断基準が「野球でプラスになることか」になっているんじゃないか、というストイックさだった。「達人のサイエンス」に書かれていたのはこういうことですよ、と見せてくれているようだった。


自分が楽しいと思えることをやるのが達人への一番の道だな、と当たり前だが強く思った。好きじゃなければ結果が出ない時に黙々と続けるのがむずかしいからだ。

田中投手はきっと今シーズンも結果を出せると思う。いい刺激になった。

*1:甲子園時代からの田中投手の愛称です