以前ちらっと紹介した本。最近は「引き寄せ」ブームで関連の本がたくさん出ているが、ルーツをたどるとすべてこの本にたどり着く、と言われるのがこの本だそうだ。
書かれていることは非常にシンプルでわかりやすい。１００年ほど前に書かれた本だが、今読んでも古くささはない。簡単にできることばかりなので、気軽に試せる。
私がいいなと思ったのは以下の点。
- 豊かさを求めるのは、進歩して発展を求める自然の摂理
- 「肉体」「知性」「精神」の３つを磨くのが人生の目的。そのために豊かさは欠かせない
- 競争ではなく創造で豊かになる。競争で得たものは長続きしない
- 今していることに全力を注ぐ。今いる場所におさまりきれなくなった時にはじめてステップアップできる
- 相手に対価以上のものを与えてはじめて自分のものを受け取れる
- ほしいものをイメージするだけでなく、行動すること。家がほしいと思った時、突然現れるのではなく、行動し他者との関わりによって家が建つ
ただイメージすればいい、ということをクローズアップした本が多いが、この本はどうイメージしてそれをどう行動に結びつけていくか具体的に書かれているのでわかりやすい。
また、著者によれば心に刻みつけるために毎日持ち歩いて読む必要があるので、コンパクトな文庫版のこの本が気に入っている。実際、持ち歩いて読むことで「お金持ちになる」ことに対する罪悪感や後ろめたさはかなりなくなったと思うし、その結果いろんなものを受け取れるようになったと思う。
６００円しないので、「引き寄せの法則」について書かれた本のどれを読もうか迷っている方にはぜひおすすめ。
※スピリチュアル関連の翻訳で有名な山川夫妻訳のasin:4042972012は、おそらく同じ本と思われます。今回紹介した本の方が薄いので、もしかしたら完訳ではなく一部カットされているのかもしれませんが、紙質もいいし太字や赤文字で印象に残りやすいので、個人的にはこちらの方が好きです。
