毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

自分が美しいと思うもの

神戸市立博物館で開催中の「ルーブル展」を見に行った。きれいなものを見るのは絵でも器でも好きだし、2年前フランスに行った時に駆け足で見たルーブル美術館が懐かしい気持ちもあった。だが、一番の目的は別のところにあったのだ。それは、「私はどの時代のものを美しいと思うのか?」を知るため。

以前、シータで前世を見てもらった時に「フランス貴族だった時があります。マリー・アントワネットより前の時代、ポンパドール夫人の頃ですね」と言われた。本当かどうか確かめようがない。でも、よく言われるように、とても好きな場所や好きな時代は前世でいた可能性が高い、というのが本当なら私はフランスが好きだし、使っているタロットもマルセイユ発祥の古いものだ。

ただ、アンティークには興味がないし、それらしい家具を見てもいつの時代のものかわからない。「ロココ調」が具体的にどんなものを指すのかもよくわかっていない。今回の「ルーブル展」ならきっと時代ごとにきちんと並べて解説もしてくれるはず、だったら私がいつの時代の何を美しいと感じるかわかるだろう、と思ったのだ。

予想通り整然と時代ごとに家具や装飾品、小物が並べられ、誰が作らせたか、使ったかもわかるものは解説がついていた。私は初めてロカイユ様式*1がどのようなもので、それが時代によってどう変わったのかを知った。


それで私の反応はどうだったかというと、はじめは喜々としていたのに、途中から突然つまらなくなった。それはマリー・アントワネットの時代の展示になってからだった。
そう言われたから意識したのかとも思ったが、燭台や壷の飾りなどがシンプルで直線的なものになっていくと、テンションが下がるのが感じられて面白かった。ふだんはごてごてした装飾が嫌いで北欧のセンスが好き、理想はホテルの部屋のようにシンプルで機能的な住まい、と思っている人間がである。自分でも意外だった。

ロカイユ様式は渦巻きや曲線が特徴で、自然のモチーフを大胆に使い、写実的なバランスなどおかまいなし、好きなものは全部入れますというすごいパワーがあるのだ。何となくその生命力の強さのようなものに惹かれた。

自分がその頃いたかどうかはともかく、あれだけはっきり好みがある、とわかったのは収穫だった。美しいものに囲まれて暮らすことが豊かになるためには必須だが、それが特に自分の好きな美しいものばかりなら速く、ますます豊かになるような気がする。自分の感覚をよく知り、磨きをかけることが近道かもしれない。


展示されたものを眺めるだけでも、とても幸せな豊かな気持ちになれたのでいい1日が過ごせた。一流のものに触れられる場所に行くことをすすめる成功者も多いが、そのよさを実感できてよかった。

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*1:ロココ美術の基本的要素