毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

自転車は健康の救世主?☆☆☆

414088178X自転車で痩せた人
高千穂 遙
日本放送出版協会 2006-04
価格 ¥ 735

by G-Tools

家族の影響で何冊か読んでいる自転車本のひとつ。
著者は作家で、書斎にこもって仕事する生活から50歳の時に肥満、高脂血症、高血圧で生活習慣病一歩手前と診断された。その頃、疋田智さんの『自転車生活の愉しみ』を読んで一念発起、自転車を買ってトレーニングとして走るようになった。少しずつ走る時間を増やし、2年で24キロの減量、体脂肪率は24%から10%以下へ。著者の写真が出ているが実年齢(50代後半)とはまったく思えない精悍な印象だ。

もちろん、著者のやり方はハンパではない。今は1日2時間以上家の近所のサイクリングロードを走る生活を続けているし、もともと競技スキーをガンガンやっていたような体を動かすのが好きな人*1だから24キロも減量できたのだと思う。だが、運動として自転車に乗るというのもあるんだ、というのは参考になった。

とにかく自転車は軽い方がいい。自分の体重も負荷になるので、痩せてくると坂道も軽々上がれるようになる、という言葉には思わずわが身を振り返ってしまった。いわゆるママチャリとこういう人が乗っている自転車はまったく違う種類なので、自転車そのものの重さがたぶん半分くらいしかないのだが。

自転車を買って、走る習慣をどうやってつけていくかは自転車以外にも参考になる。


著者は作家なので、とても文章が読みやすい。新書で薄く、サラッと読めるが自転車本としての基本はすべて網羅している*2ので、1冊何か読んでみたい人にはいいと思う。

*1:太ったのは椎間板ヘルニアになって、運動を制限されてからだそうた

*2:車種の違い、構造、パンクや部品交換の知識、走る上での道路交通法などを絡めた注意点など