毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

奇跡の日本人☆☆☆

吉田都 終わりのない旅

吉田都 終わりのない旅

この頃よく見ているNHK「プロフェッショナル」。先日総集編があった。3人の方のダイジェスト&未公開トークだったのだが、その中のひとりがバレリーナ吉田都さんだった。ヨーロッパでプリンシパル*1をやっている日本人がいる、というのは新聞の記事でかなり前に読んで知っていたし、そういえば以前バレリーナを目指す女の子たちの特集を見た時も、みんな口々に「憧れの人は吉田都さん」と言っていた。しかし、私が知っていたのはそれだけ。

それが、初めて踊っているところを見て目が釘付けになった。総集編はひとり約20分しかなかったので舞台の映像はとても短かったのだが、びっくりするくらいきれいだったのだ*2。しかも42歳!本場ヨーロッパで日本人が40を超えてもプリンシパルを勤めているとは何てすごい人だろう。
それで、どんな人なのか知りたくて借りたのがこの本。フォトブックと呼んだ方がよさそうなものですぐ読めた。吉田さんの言葉はどちらかといえばバレエをやっている女の子たちに向けられたものなので、私が知りたかったことはそれほど載っていなかったのだが*3、「自由な表現をするためには日本式のきっちりしたレッスンで体に覚え込ませることが必要」とか「痩せすぎていたり、筋肉質の体では魅力的に見えない。みずみずしい肌が大切」など、なるほどなあと思うところがいくつかあった。写真も、舞台だけではなく新たに撮ったものが多かったのだが、私が惹かれたのは舞台に立つ姿を後ろから撮ったものだった。

そして、やっぱり好きなことが一番がんばれるし、続くのだという当たり前のことを改めて思った。小さい頃から憧れるものがあり、ずっとそれを追い求める人生は幸せなのだろう、とも。
吉田都の世界(『ぼくは見ておこう』松原耕二の、ライフ・ライブラリー。ほぼ日刊イトイ新聞)※Wikipediaよりリンクさせて頂きました。

*1:主役を踊るダンサーのことです

*2:私にバレエを見る趣味はないので小学生のような表現ですみません

*3:たぶんこの本の方が私の目的には合っているかも:『MIYAKO―英国ロイヤルバレエ団の至宝・吉田都の軌跡