- 作者: 吉田都
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2005/05/31
- メディア: 単行本
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それが、初めて踊っているところを見て目が釘付けになった。総集編はひとり約20分しかなかったので舞台の映像はとても短かったのだが、びっくりするくらいきれいだったのだ*2。しかも42歳!本場ヨーロッパで日本人が40を超えてもプリンシパルを勤めているとは何てすごい人だろう。
それで、どんな人なのか知りたくて借りたのがこの本。フォトブックと呼んだ方がよさそうなものですぐ読めた。吉田さんの言葉はどちらかといえばバレエをやっている女の子たちに向けられたものなので、私が知りたかったことはそれほど載っていなかったのだが*3、「自由な表現をするためには日本式のきっちりしたレッスンで体に覚え込ませることが必要」とか「痩せすぎていたり、筋肉質の体では魅力的に見えない。みずみずしい肌が大切」など、なるほどなあと思うところがいくつかあった。写真も、舞台だけではなく新たに撮ったものが多かったのだが、私が惹かれたのは舞台に立つ姿を後ろから撮ったものだった。
そして、やっぱり好きなことが一番がんばれるし、続くのだという当たり前のことを改めて思った。小さい頃から憧れるものがあり、ずっとそれを追い求める人生は幸せなのだろう、とも。
吉田都の世界(『ぼくは見ておこう』松原耕二の、ライフ・ライブラリー。ほぼ日刊イトイ新聞)※Wikipediaよりリンクさせて頂きました。
*1:主役を踊るダンサーのことです
*2:私にバレエを見る趣味はないので小学生のような表現ですみません
*3:たぶんこの本の方が私の目的には合っているかも:『MIYAKO―英国ロイヤルバレエ団の至宝・吉田都の軌跡』