毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

自分の価値観を確認する☆☆☆

4757213212お部屋も心もすっきりする 持たない暮らし
金子 由紀子
アスペクト 2006-12-01
価格 ¥ 1,500

by G-Tools
以前書店で見かけて面白そうだと思い図書館に予約していた本。確か去年11月に予約して、やっと今頃借りられた。長い間待っているうちに読みたい気持ちが消えてしまうこともあるが、この本は待ってでも読んでよかったと思う。

著者の金子由紀子さんはAllAbout「シンプルライフ」のガイドをされている方だ。「持たない暮らし」というと、極限まで突き詰めた修行僧のようなストイックな暮らし*1とか、節約生活のようなイメージを思い浮かべる人が多いと思うが、著者の考える「持たない暮らし」はそのどちらでもない。ロハスに近い感じといえばわかりやすいかもしれない。この本はHowtoではなく、ライフスタイルを変えることを提案する本だ。以前ここでも書いたかもしれないが、何年か前に「本当に好きなものだけを持つ生活をすれば、ひとつひとつが高価でも結局お金は手元に残るんじゃないか」と考えたことがある。今でも基本的な考え方は変わっていない。この本の勧めているのもほぼ同じ考え方なので共感できたのかもしれない。

ポイントは一気に変えるのではなく、ライフスタイルを変えることで少しずつものが減って快適な生活になるというところで、それはダイエットと比較するとよくわかる。短い期間で一気に10キロ20キロ落とせても、「痩せる生活」が身についていないのでリバウンドしてしまうように、一気にものを捨てて一時的にスッキリしても、考え方が同じだとまたものが増えてリバウンドしてしまうそうだ。耳の痛い話。片付ける習慣やものを家に入れない意識がなければまた元に戻るのだ。だからこそ、「少しずつでいいので意識を変えてゆっくり持たない暮らしを手に入れましょう」というメッセージが心に染みる。「時間のある時一気に」ではなく「習慣で少しずつ」が結局は近道なのだ。


そういう趣旨の本なので、身につけたい習慣リストというものにも「何でこんなものが?」という項目がいろいろある(「1日1回空を見る」など)。「短期間で劇的に」が結局うまく行かなかった人、暮らしを変えたい人にはお勧めです。

以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

「持たない暮らし」で持たないモノ
  1. 自分の管理能力を超えるモノを持たない
  2. 愛着を持てるモノ以外、持たない
  3. 自然に還らない、あるいは、次の人に譲れないモノを持たない
  4. 自分と、自分の暮らしに合うモノ以外、持たない
すっきりさせるためには

今持っている必要のないモノを「捨てる」ことは避けられません。でも今後は、なるべく捨てないようにするために、「持たない」。

「節約生活」との違い

「節約生活」を心がけながら自分らしい生活を送るためには、整理整頓や収納術、美的センスが必要になりますが、「持たない暮らし」どは、そういった細かいワザがあまり必要ではありません。あまり器用でない人、細かいことが苦手な人にとっては、のびのびできるライフスタイルです。

なければないで済ます

持たない暮らしをしていると、
「なければないで済ます」
ことが身についてきます。モノがなければないで、お金がなければないで済ます方法をたくさん知っているわけです。ですから、お金を貯めたい人は、マネーに明るくない以上、「持たない暮らし」にシフトすることがもっともラクチンなのです。

欲しいものリストを作る

モノを持ちすぎないためにいちばん大切なことは、
「これがあれば、ほかには要らない」
と思えるほど、気に入ったモノ、大好きなモノと暮らすことです。
しかし、往々にして、モノを手に入れる時に、案外このことは忘れられている場合が多いのです。
「安かったから」
「みんなが持っているから」
という安易な理由で買ってしまったモノは、心から満足することがないため大切に使われることがなく、ともすればまた似たようなつまらないモノを買って、心のすき間を埋めたくなってしまいます。
そうならないためには、普段から自分の本当の嗜好を自分でよく知っておくことが大切です。自分が好きな色は?形は?ブランドは?……。こういったことを把握したら、ノートを1冊、用意します。そこに欲しいものを思いつくだけ書き出して、「欲しいものリスト」を作りましょう。
それぞれ「1.必要な度合い」「2.手に入りやすい度合い」を◎や△などの印で分類します。そして、両方の度合いが高いモノから、手に入れる計画を立てていきます。
これで、自分とモノとの関係を見直すことができ、ムダな買いものが少なくなるはずです。

スカスカなクローゼットをキープするコツ

まず、自分の生活に必要な服の数と種類を割り出す。

  1. 仕事
  2. 遊び
  3. 普段
  4. フォーマル

これは状況による分類だが、この上に季節・気温による分類がある。
 A.肌寒い春秋
 B.上着の要らない春秋
 C.真夏
 D.真冬
今持っている服が、状況と季節の両方を満たしているか、余分がないか調べる。今後買いものをする時は、足りないところを強化していくように努め、衝動買いしやすい過剰な部分はガマンするように心がければ、着ない服が余ったり、着ていく服がない状況を改善できる。
同時に、必要なアイテムの理想のデザインや色、素材も日頃から見当をつけておくとよい。その際、予算やブランドも考えておけば、理想の買いものができる確率も高くなる。

優先順位をつけるということは

必要なもののために、不要なものを切り捨てるということ。本当に欲しいものを手に入れるためには、それ以外のものはあきらめる。本当にやりたいことのためには、それ以外のことはあきらめる。
そうすれば、欲しいもの、やりたいことのために、何をすればいいかがわかる。
目的が明確になるので、エネルギーが分散されない。
自分の中にしっかりとした軸ができて、ブレにくくなるので、ムダに悩んだり、疲れたりしなくて済む。心が安定するので、自分をいたずらに嫌悪したりしなくなる。

*1:以前ある小説で「尼さんの持ち物は僧衣が2枚と、それを洗うためのバケツだけ」と書いてありました…