毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

失敗は大事だ☆☆☆

483792182533歳で資産3億円をつくった私の方法
午堂 登紀雄
三笠書房 2006-02
価格 ¥ 1,365
by G-Tools

家族が同じ著者の『30代で差をつける「人生戦略」ノート』を読んでいたのをパラパラとめくったらうしろにこの本が紹介されていた。単純にタイトルを見て「どうやって?!」と思ったので読んでみた。
こういうセンセーショナルなタイトルのハウツー本は、読んでみても結局は自分のホームページに誘導し高額なセミナーなどをすすめるものが多いだのが、充分本だけで役に立つ内容だった。さまざまな方法がまんべんなく紹介されているが、私にとって一番納得できたのは「不動産投資」だった。今まで何度か説明を読んだことがあるが、「正しくやれば儲かるだろうな」と思ったのは初めてだ。ロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん 貧乏父さん」で学生でも不動産投資で儲けている、と書いてあっても「そんな怖いもの」としか思えなかったのに、とても説得力があった。まあ、私の場合はローンが組めないので実際にはやりませんが、会社員でなおかつ現在ローンを抱えていない人には正しい物件を探せればよい方法だと思う。

この他、株やFXなどの投資についてやお金持ちの考え方など、資産を増やす第一歩を踏み出すために必要なことがくわしく紹介されている。先日紹介した『インベストメントハードラー』とは方向が違うが、この本も専門家ではない、実際にやった人が書いていることでとても役に立つ内容になっていると思う。とにかくお金を増やしたいが何から手をつけていいかわからない、という人におすすめ。


驚いたのはこのように資産を増やす方法が紹介されている中、最もリターンが大きいのが「起業」だったことだ。これは1億円以上の資産を持つ人の7割が起業家、経営者だというデータからも裏付けられている。起業を投資として考えたことがなかったが、こういう発想もあるのか、と新鮮に感じた。起業するためのヒントもたくさん紹介されているので、ちょっと興味はある程度の人にもいいと思う。特に、著者の「どんどん失敗してください!そしてそこから何かを学んでください!」という姿勢はとてもインパクトがあった。成功した人の共通点のひとつは「失敗を恐れず、経験から学ぶ」なのかもしれない。心に留めておこうと思った。

以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

「使命」を感じて始めた事業ほど成長する

「自分がやればもっと面白くできるはず」「自分だからこそ成功させられる」という自信や強い思い込みこそ、ビジネスを立ち上げ大きく育てる時のエネルギーになるのです。

“ピンチ”こそ賢くなるチャンス

もちろん、うまくいかなかったからといって、人のせいにしたり、落ち込んだり、自分に言い訳したり、忘れようとしたり、間違いではないと思い込もうとしたりしてはいけません。そんな思考をするのは、自分が成長するせっかくの大チャンスを棒に振るようなものです。誰でも自分が失敗したなんて思いたくないし、失敗を認めるのは不愉快です。苦痛や恥ずかしさもあるかもしれません。
しかし、それを乗り越えなければ、自分の殻を破り、一段高いステージに上がることはできません。常に成功の人生は、智恵が身につかないばかりか、謙虚さを忘れてしまいがちです。