![]() | 脳がどんどん若返る生活習慣 (ソフトバンク新書) 米山 公啓 ソフトバンククリエイティブ 2008-08-13 価格 ¥ 767 by G-Tools |
この本も、今までどこかで見たり聞いたりしたことが多かった。いろいろな情報をコンパクトにまとめてあるので、入門的に読むならいいかもしれないが、個人的には築山節先生の本を薦めると思う。
この本の要旨は「新しい体験をすると右脳を刺激して活性化できる」ということだ。年齢とともに新しいことをしたがらなくなることが多いが、それは脳の衰えを招く。いかに積極的に新しいことに取り組んで脳を活性化させるか、それに尽きる。意識的に自分にとって未知の体験をすること、または日々の生活でもマンネリに陥らないように工夫することで、脳に刺激を与えられる=脳が若返ることになる。
以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。
新しい右脳・左脳論
右脳は新規性を取り入れ、左脳はルーティンワーク(決まり仕事)をこなすという説。未知のもの、新しいものと出会い、何とか取り組もうと挑戦するのが右脳、新しいものを処理する手順ができたあと、その手順に従って適切に処理するのが左脳。
新規性をうまく取り入れることが大切。左脳が働くまで、しっかりと練習や訓練が必要になる。新しい体験は脳にとって苦手なので、わざと右脳に負担をかけ、それがルーティン化されて、左脳がうまくこなせるようになるで、しっかり働いてもらえばよい。
電車は最後に降りてゆっくり歩く
私はよくわざとゆっくり電車から降りる。ホームが混み合っていれば、そのまましばらく立ち止まる。そうすることで、自分の周りの空間を広げ、改札まで歩いていく間を思考の時間にあてる。空間が広がると、脳の考える力は増す。
他人と違う行動をとってみる
流れに乗る、後ろの人が自分を押すから自分も前の人を押すというのではなく、周囲と距離を置き、自分の姿を一歩引いて眺める、そうすると全体を見回す余裕が生まれ、考えることができ、脳が働く。自分の「間」で行動できるように意識するということでもある。