毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

愛されるための方法☆☆

4763195085お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!
中村 文昭
サンマーク出版 2003-06
価格 ¥ 1,365

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続編を先に紹介したが、こちらがその前編。読むならやはりこちらを先に読んだ方がいいと思う。

伊勢でレストランウエディング事業を展開する著者・中村文昭さんは破天荒な生き方をして来られた方だが、この本ではその歴史が詳しくつづられている。続編を先に読んだのでその辺りがわからず興味があったのだが、そのスケールの大きさにはあっけにとられた。そこから得られたものも多く、そのエッセンスが紹介されている。

さらに、持って生まれた人なつこさ全開で新幹線で隣の席の人と親しくなる方法も紹介されているが、そのまますべての人が使える方法ではないにせよ、心構えは「出逢いの大学」の千葉さんの教えと同じだと感じた。この本を通して流れているのは、「どれだけ人を好きになれるか、どれだけ人に好かれるか」というシンプルなことかもしれない。そのやり方で売上という結果を出しているとのは素晴らしいことだと思う。マーケティングとか、データがどうこうという切り口でしか売上を上げる方法はないと思いがちだが、ものを買ったりサービスを喜ぶのは生きている人間なのだ。そういうことを思い出させてくれる本だと思う。

もちろんビジネスに使えるが、人としてどう生きるかのヒントももらえる本。

以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

経験したことがないものには

決して好き・嫌いを言わないと心に決めています。だから先入観を持つ前に、どんな人にもなつきます。
人は普通、新しいことに直面した時、「好き・嫌い」「できる・できない」と瞬間的に判断してしまいますが、それでは自分が広がりません。僕の場合は「とにかくやってみよう」です。
去年の自分、昨日の自分からは思いつかないような自分になりたいなら、みずから幅を狭めていてはだめなのです。

三方ありがとう

三者がそれぞれ、ひとつの中心に向かって「ありがとう」と感謝する「三方ありがとう」。
田端社長が口癖のように言っていた「一か所に儲けが固まったり、ひとりが損をする事業は成り立たないぞ。鵜飼いでさえ、鵜から大きな魚は取り上げても、小さな魚はそのまま食べさせてやっているんだ。いつも、みんなが喜ぶ落としどころを考えろ」というのは、これだったのだと、身をもって知ったのです。

いい話は3日以内に5人にしゃべる

人の話を聞いたり、本を読んだりして、ピピッと心に響いた言葉やいい話は、忘れないようにメモを取ります。つまり自分の言葉で自分の頭に「インプット」するのです。すぐメモっておきます。
今度誰かに話す時のために、相手が信用してくれそうな人物名や場所、名称、年代といったポイントをメモしておくのがコツ。
こうしてメモしたカードを、僕はネタカードとしてため込んでいますが、ポイントは、ため込むだけでなく、できるだけ早く、できれば3日以内に、この「インプット」した情報を「アウトプット」するように心がけることです。
つまり、いい話は他の人に話すのです。それもできるだけ多く、最低5人と僕は決めています。アウトプットがあって初めてインプットがより確かになるということに、僕は気づいたのです。

忘れるためにメモる

覚えておこうと思ったら窮屈だろう。書いた瞬間に忘れた方が、新しい情報がどんどん入ってくる。

いかに楽をするか考えることは、

効率を考えることでもあります。ムリ・ムダ・ムラをなくして小さな労力で大きな効果を狙うには、体でなく頭を働かせなくてはいけません。