毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

医師が説く「脱・現代医療」の生活☆☆☆☆

4569696821まじめをやめれば病気にならない
安保 徹
PHP研究所 2007-12-14
価格 ¥ 756

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「免疫革命」で有名な新潟大学教授の安保先生の本。この方も現役医師でありながら、「病気は薬では治らない」とはっきり主張されている。その上「健康診断は受けない方がいい」と、これも近藤誠先生と同じことが述べられている。やはり、病気を告知されたり、手術や投薬によってかえって寿命を縮めることにもなりかねないからだそうだ。安保先生は「体にいい生活をすればがんも消える」という考えなので、検診して見つける必要がない、ということなのだろう。

もちろん「免疫理論」についても詳しく説明されているし、なぜ「まじめ」が病気を招くのか、どういう生活をすれば健康に過ごせるのかがよくわかる。安保先生の本は何冊か読んだが、この本が一番コンパクトで役に立つと思う。

この本で繰り返し述べられているのは「体の声を聞く」ということ。朝食を食べるかどうかも体の声を聞いて決めればよい。何を食べれば健康になるのかも体に聞くことであって、人に教えてもらえものではないそうだ。体の声を聞き取れる感受性があれば、無理をし過ぎて病気になることもない。
ごくごく当たり前のことだが、そうできる人が増えることが医療費を減らす最善の方法なのだと感じた。


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

食べ過ぎ・飲み過ぎの理由

ストレスがあれば交感神経が緊張し、抱え続ければ交感神経緊張状態が続くことになる。食べ物を消化する活動は副交感神経の領域。このため消化管を動かすことで、交感神経優位の状態から副交感神経優位の状態に持っていくことができる。食べたり飲んだりすると、ホッとしてそれまでの緊張から解放されるのは、副交感神経が働くため。