毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

オグ・マンディーノ入門編☆☆☆☆

4478004358オグ・マンディーノ 人生を語る
―偶然を奇跡に変える17のルール

由布 翔子
ダイヤモンド社 2008-12-12
価格 ¥ 1,365

by G-Tools
現在参加中の中井塾では、オグ・マンディーノの処女作*1を読み込む、というカリキュラムがある。10ヶ月かけて読むという壮大なプロジェクトだ。
オグ・マンディーノという名前は知っているが、今まで読んだことはなかった。軽い読み物を書くベストセラー作家というイメージを勝手に持っていたからだ。

ところが、先月のセミナーで簡単にオグ・マンディーノが成功するまでの過程を聞いてまったくイメージが変わった。家族に逃げられて人生に絶望し、自殺を思い立つところまで追い詰められた経験を持っているのだそうだ。そこからはい上がって成功し、自身の成功哲学をもとに本を書くようになったのだとか。

課題の本は10ヶ月かけて読むものなので、どういいかとか、どんな効果があるのか今は何も言えないが、全体を通して読み、詳しい解説を聞いたので、習慣を作りかえることで成功に導くものなんだろう、ということは何となくわかったし、とても素晴らしい本だということは感じた。

しかし、この本「地上最強の商人」はべらぼうに高いのだ。約1万円もする。もし、ものすごくよかったとしてもそう簡単に人に勧められない。勧めても、それを信じて買う人がどれだけいるだろうか。
そう思いながら図書館で予約した「オグ・マンディーノ 人生を語る」を読んだところ、「この本なら人に勧められる!」と思えた。著者の他の本を読んでいないので何とも言えないが、「地上最強の商人」と同じ考え方がこの本には流れていると感じた。


よりよい人生を生きるための17のルールが紹介されている。やはりここでも一度にやるのはひとつずつ、と注意書きがあった。
こういう本は世の中に山ほどあるし、私もかなり読んでいると思う。だが、この本は特別だ。全体を通して愛と思いやりにあふれていて、この本の通りにやって行けそうな気持ちになるし、結果的に続いて少しずつでも人生をいい方向に持って行けるはずだ。
選ばれた17のルールはどれもそれほどむずかしいことではないが、意識していないと忘れてしまいそうなこと。しかし、心がけることで人生の質を必ず高められることばかりだ。
たとえば、“ルール9「今日は自分の最後の日」と思って生きる”。これだけでも、人生は変わると思う。今日が最後の日だと思ったら、雑には生きられないからだ。

私は「地上最強の商人」をこれから読むので今は買わないが、もし何か人に本をプレゼントするならこの本にすると思う。幸せになってほしい人にはぜひ勧めたいと思うので、幸せになりたい方は必読です。


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

人生はゲーム

60年以上にわたる苦楽の中で私が得た最大の教訓は、「人生はゲームだ」というものです。それは精神的なものであり、謎に満ちた、かけがえのないものではありますが、ゲームであることに変わりはないのです。そして、ルールを知らなければ、いくらプレーしたところで、ゲームに勝つ見こみはないのです。

成功しようと思えば、失敗とともに生きる術を学ばねばならない。
人生は間違いや失敗を通して最高の教訓を得るのです。
最高の笑いは自分を笑うこと

人間は笑う力を授かった唯一の生きものです。最高の笑いは、自分に自信があるために、自らを笑うことのできる人の笑いです。これは自分を客観的に見る、たぐいまれな能力を示しています。そして、もし自分を笑うことができれば、どんな悩みもやわらぐのです。

成功は旅ではない。ゴールがある。

成功は旅ではないのです。今日という日は他のすべての日と同じように、神からの特別な贈り物です。その1日に自分の可能性を発揮できるようなゴール、さらにできればもう1歩、余分に前進するようなゴールを定めることです。
ただし、ゴールのいくつかは、自分に喜びや笑顔や平安をもたらすようなものにします。そして、胸に秘めもつ大きな夢に向かう道に沿って歩んでいくように、毎日のゴールを定めます。自分にあらゆる成功のチャンスを与えるようにします。そして結局は失敗するにしても、とにかくやるだけはやってみることです。

誰も、あなたが幸福になったり全力をつくしたりするのを、

じゃますることはできません――あなたが「そうしていい」と許可を与えない限り。

一瞬の怒りを静めることができる人は、その日が悲嘆にくれた1日にとなるのを未然に防げる。
ウォルト・ホイットマン座右の銘

外部のものは、私に対して何の支配力ももたない。

*1:「地上最強の商人」。実はこの本を知るきっかけになったのはいつも紹介しているメルマガ「1分間書評!『1日1冊:人生の智恵』」。最後に主催者・本のソムリエさんの日課リストが載っていて、「毎日この本を読む」という項目を見て興味を持ちました