リーダーになる人の たった1つの習慣 福島 正伸 中経出版 2008-10-29 価格 ¥ 1,365 by G-Tools |
あの鶴岡秀子さんがメンターと仰ぎ、多くの本で名前をお見かけする福島正伸さんの本。どんな人なのか、著書でどんなことを書かれているのか興味があって読んでみた。
この本は実話をベースにしたもので、わかりやすいよう小説仕立てになっている。カラオケチェーン店の、売上げが悪くてつぶすことになった3店に、3名の立候補者がそれぞれ店長として赴任し、経営を立て直すという課題を出される。期限は1年。3名は起業を目指して勉強してきた人たちで、そこで腕試しをするのだ。これまでの経歴も性格もそれぞれで、自分らしさを出して店の経営を立て直そうとする。
実は、ここに書かれていることは当然のことだ。売上げを上げるには、スタッフとコミュニケーションを密に取り、やる気を出させ、店全体を盛り上げて行くしかない。それはすべての商売の基本だと思う。しかし、それを実践し続けるのがいかにむずかしいかは、つぶれていく店の多さを見ればわかる。
以前紹介した「もう人で悩みたくない! 店長のための採る・育てる技術」と似たところが多いな、と感じた。
非常に実践的なので、実際に部下を持つ人や、スタッフをまとめる立場にある人にはすぐに役に立つと思う。また、福島さんのメンターらしさは随所にかいま見える。この本は小説仕立てだったので、今度は他の本も読んでみたい。
以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。
人はあらかじめ、どこであきらめるかを決めている。
「五十嵐さんは、お客様に喜んでいただける企画を30くらいやれば成果が出る、と初めに無意識に思い込んで、取り組んできてないかい?」
五十嵐は、はっとした。
「だから、そこまでやっても成果が出ないと、疲れてしまったんだ。むくれてしまったんだ。こんなの無駄だと思ったんじゃないかね?疲れるというのは、ほとんどの場合、精神的なものに過ぎない。成果が出るまでやると決めれば、疲れることはないんじゃないかな。厳しい言い方になるかもしれないけど、君は、自分で勝手に限界を決めることで、初めから疲れる準備をしていたんじゃないかい。あきらめない限り、人生には成功しかないんだよ」