毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

仕事の素晴らしさに目覚める本☆☆☆

4054041663涙のシャンプー
―美容室で出会った、人生を変えた15の物語

松本 望太郎
学習研究社
2009-05

価格 ¥ 1,365

by G-Tools
6ヶ月セミナーで「感動するいい話だからとにかく読んでください」と言われたので読んでみた。先月出た本だが、評判で一度Amazonでも品切れを起こしたほどらしい。

著者は美容室専門の経営コンサルタントで、「美容室の仕事、美容師の仕事って素晴らしい」とまず本人に思ってもらいたいという気持ちから美容師さんに心温まる感動のエピソードを募集し、その中から厳選した15篇が紹介されている。
セミナーで先生が「絶対電車の中で読んじゃダメ」と言われていたが、確かにこれは人前では読めない。あとからあとからどんどん泣けてくる話ばかりなのだ。

美容師は大変な仕事だと思う。立ちっぱなしの長時間労働、お店の休みは月曜日しかないし、お昼もゆっくり食べられないことが多い。でも、この本を読むと「美容師は誇れる仕事だ」「やっててよかった」ときっとみなさん思われると思う。正直言って、私もこんなに人生に深く関わる仕事だと思ったことがなかった。ネタバレになるので書けないが、一生美容院の世話にならない人*1はほとんどいないんじゃないかと思う。
以前病院で仕事をしていた時、ホスピタリティがなければ勤まらない職場だと思っていたが、ある意味美容師もホスピタリティがとても要求される仕事だと思う。この本を読んでそう思った。

もちろん、美容師以外の人が読んでも感動して泣けると思う。明日から仕事がんばろう…と思える。仕事に苦痛を感じている人はぜひ読んでみてください。必ず人のいないところでどうぞ。

*1:この本は美容院限定のエピソードですが、男性にとっては理容店も含みます