毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

ブックランドフレンズ@伊丹に行ってみた

注)実際にお邪魔したのは6月13日(土)、講演会の帰りです
喜多川泰さんの講演会を主宰された書店「ブックランドフレンズ」に寄ってみた。あんなに素晴らしい内容の講演会をたったの千円で主宰してくださったので、何か本を買って還元したいと思ったのと、喜多川さんが「この辺だと本はブックランドフレンズさんでしか買いません」と断言されていたので、どんな本屋さんなのか見てみたいという両方の理由。スタッフの方に場所を聞いたところ、あとでわざわざ店主の河田秀人さん直々に説明してくださって、名刺まで頂いた。場所はJR伊丹の近く、アリオ2というショッピングモールの一角。外側の道に面しているので、JRから行くと少しわかりにくいかもしれない。

説明されたとおりに探しながら行くとすぐに見つかったが、店の外観はいかにも「地元の駅前の本屋さん」というたたずまい。聞いていなければここのお店が特別だとはまったくわからないぞ、と感じた(すみません)。不思議に思いながら店に入るとびっくり。外観から想像もできない面白い店だった。ポップも手書きでいろいろ書いてある上に、そのほとんどがなぜか段ボール。でも、品揃えがやはり熱い。私たちのように喜多川さんの講演会の帰りに寄るお客さんを迎えるためか、会場でも販売していた喜多川さんの本や、「上京物語」巻末で紹介されている読書リストの本が入ってすぐのところにずらりと並んでいた。中でも、一般書店のルートには乗らない「植松努講演録 植松努信じる力」という小冊子まで揃っていたので即購入。

他にも、「もう、不満は言わない」をはじめ、他の店で見たことがない魅力的な本がいろいろあり、つい何冊も買ってしまった。山のように買いたくなる店なのは、やはり1冊1冊を心を込めて選び、並べているからなのだと思う。
とにかく並んでいる本の顔ぶれがまったく違うのだ。よその店なら絶対平積みになっていない古い本があったり、逆に大型書店ならあちこちに積み上げてあるような売れ筋の新刊本がない。全部を見たわけではないが、ざっと見た限り勝間和代さんの本は少し古めの本が棚に1冊あっただけ、一緒に行った家族が買いたがっていた神田昌典さんの新刊他神田さんの本は1冊もなかった。逆に、最近出たわけではない中村文昭さんの本が何冊も平積みになっていたり、品揃えにポリシーが感じられた。
残念なのは、最近気に入っている「犬飼ターボ」さんの本が見あたらなかったこと。ぜひ置いてください。


書店なんて品揃えはどこでも同じ、たくさん種類を持てる大型の方が有利、とまるでコンビニとほとんど変わらないような意識でいたが、規模が大きくなくても、扱う商品に心を通わせることはできるのだ、と感じられた*1。それが、同じ買うならこの店で買いたいと思ってもらえる差別化につながる。とても面白い経験だった。
うちからはちょっと距離があるが、また機会を作って行きたいと思う。


お店のサイト(通販もされているようです)
店主のブログ「こんぶ書店(読書のすすめ 関西風)」

*1:私は本の虫なので、もちろんジュンク堂ブックファーストも、Amazonも好きですが