「大人のオマジナイ」で人生が変わる!
大和書房(2008/9/20)
\1,260
図書館で借りようと予約したら、１年近くかかってしまった超人気本。何かの本で紹介されていたんだと思うが、きっかけを忘れてしまうくらい待さたれた。しかし、待ったかいのある本だった。
心理カウンセラー・コピーライターのひすいこたろうさんと心理療法家のスズキケンジさんの共著。この肩書きで『教科書』と言われたら、堅そうな本をイメージしてしまうが、この本はまったく逆だ。読みやすく、とにかく面白い。吹き出したり大笑いしたあとで、ちょっとやってみようかなと思える「おまじない」が約５０紹介されている。
どれも簡単なのだが、実はとても深い内容を扱っている。他の本ではとてもむずかしいものに感じることが、この本では誰でも簡単にできるように工夫されている。
どれも潜在意識に働きかける方法なのだが、潜在意識のとらえ方も簡単明快。『アラジンと魔法のランプ』に出てくる魔人・ジーニーにたとえてある。ジーニーは３歳児だと思って接するといいとか、性格設定もわかりやすい。潜在意識に関する本はいろいろ読んだが、これほどわかりやすい本は初めてだ。いろいろなことが頭の中でひとつにつながり、はじめてきちんと理解できたように感じた。
紹介されているおまじないはどれも素晴らしく、紹介していたらきりがないので興味のある方はぜひ買ってください。私も買います。
何をやるか、と考える前にとにかくこの本を開いてちょっと読むだけで大笑いできて元気になれる、それだけでも手元に置いておく価値あり。もちろん、ちゃんと読めばそれ以上に、おまじないを実践すればさらに効果が期待できます。
ただし、電車の中では読まないでください。吹き出して恥ずかしい思いをしてしまうのでご注意を。
以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。
自分の強みを知る方法
「時間」と「お金」をかけたもの、そのふたつが交差するポイントに、あなたの強みがあります。
究極の幸せは自分らしく生きること。
生まれ変わる方法
「スズキさんは、昔と全然違うねぇ」とよく周りから言われます。でも、昔は「変わりたい、変わりたい」とずっと願いながらも変わることができなかったんです。変われなかったのです。
（中略）
昔の私はなぜ変わることができなかったのか、今ははっきりわかります。
それは、自分のことが大嫌いだったからです。
たとえば、あなたの大嫌いな人を思い浮かべてください。
その人から「あなたはこのままではダメだよ。変わりなさい」と言われたらどうでしょうか？
「あんたがね！」とツッコミたくなりますよね（笑）。
自分を嫌っているということは、自分の内面である潜在意識、ジーニーを嫌っているということです。
嫌いな人に、「変われ！」と命令されても人は変化しないのです。同じことがいえます。ジーニー（潜在意識）も、あなたと仲良しになってからでないと、いうことを聞いてくれないのです。
「自分自身を受け入れることが大切だ」とよくいわれます。それは受け入れてからでないと、人は変化することができないからです。
癒しが先にきて、はじめてそのあとに人は「変化」できるのです。
「癒し」はジーニー（潜在意識）と仲良くなる段階です。
「変化」はジーニー(潜在意識)とともに成長する段階です。
（中略）
まず、ジーニー（潜在意識）とオトモダチになることです。
（ジーニーに）「あなたがどんな子でも、私はあなたのことが大好きだよ」
人は「しなれけばいけない」ことはしたくないんです。
でも、「しなくてもいい」ことはしたくなる。だから、過去の自分にかける言葉は「してもいい」
１日１回、毎朝生まれ変わろう！
朝、起きたらこう言えばいいんです。
「よっしゃ！今日から新しい自分」って（笑）。
この時に手のひらをにぎってガッツポーズをつけるのがポイントです。
