ただ、人によっていいと思うやり方はずいぶん違っている。なので、一通り読んでみて自分に合いそうな方法を選ぶのがいいと思う。自分では思いつかなかった方法なども発見できるので役に立つ。小山さんがポイントを抽出して上手くまとめる方法に長けているので、どの人のページも無駄がなく、エッセンスがギュッと凝縮されている。もちろん小山さん自身のページもある。
個人的に一番面白かったのは、以前この日記でも４色ボールペンの使い分けのヒントを頂いた土橋正さんの効率を上げる文房具の紹介ページだった。ただ、残念なのは、たいていこういう商品を紹介するページにはメーカーや問い合わせ先リストが載っているのだが、この本にはそれがなかった。メーカーなども一部載っているので調べられるが、その辺まで押さえてあればなお信頼できる本になっていたと思う。
人それぞれの勉強術だが、どの人にも共通しているのは、
- 目的、またはゴールを決めてから勉強する
- アウトプットを意識して学ぶ
- 自分のやりやすい方法、ルール、ツールを選ぶ
- 時間を効率よく使う
などだった。勉強しているが効率が上がらない、結果が出ないという人にはヒントが満載の本。
