毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

お金を引き寄せるシンプルで確実な方法☆☆☆☆

文庫版あり
著者、ハーブ・エッカー氏は事業を立ち上げようとして何度か失敗したのち、成功した人だ。このため、失敗する人と成功する人のどこが違うのか、身をもって経験している。著者曰く、それは「金持ちの思考=ミリオネア・マインド」なのだそうだ。
その思考があるかどうかですでに結果はわかっているという。ミリオネア・マインドを持つ人なら、何かの事情で資産を失ったとしても、またすぐ莫大なお金を稼ぐことができるそうだ。行動は思考で決まる。ならば、思考をミリオネア・マインドにしておかなければ、いくら行動しても意味がないのだ。
その経験から裏打ちされた17の法則はとてもわかりやすい。金持ちになる人とそうではない人の考え方や意識の持ち方を対比して書いてあるので、自分がどちらに近いところにいるのかすぐにわかる。

また、あの本田健さんが翻訳しているので、まったく無駄がない。成功者のルールを知る人が訳しているので安心して読める。


17の法則は耳の痛いことがたくさんあったが、個人的に最も痛かったのが14の「金持ちになれる人はお金を上手に管理する」法則。「今持っているものをうまく扱えることを証明しない限り、それ以上のものは手に入らない」という言葉は、仕事の会計を別にしようとして四苦八苦している私に突き刺さった。確かに、その通りだと思う。なぜ私が次のステージに進めないかがよくわかった。

このように、おそらく誰にとっても「これが自分の弱点だったのか」と気づくポイントがあると思う。それぞれの法則のあとに「宣言」と「行動指針」が載っていて、実際にやってみることができる。ワークがあるので、できれば手元にあった方がより学びが大きいと思う。文庫版も出ているので、ピンと来た方はぜひ読んでみてください。


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

探検家W・H・マレーのことば

全身全霊をささげて取り組まない限り、引き返すべきかという迷いや無力感がつきまとうものだ。行動を開始するにあたっては、ある基本的な真理の存在を知るべきである。もしこれを無視すれば、あまたのアイデアや計画が水泡に帰すだろう。その真理とは、全身全霊を捧げて専念した瞬間に、神意が働き出すということだ。夢にも思わなかったさまざまな偶然や出会い、物的支援に恵まれるのである。

起業家の定義

私は「他人の問題を解決してあげて利益を得る人」と定義している。起業家とは、まさしく問題を解決する人以外の何ものでもないのだ。

なぜ売り込みをするか

ここで重要なのは、売り込みが好きか嫌いかではなく、なぜ売り込みをするかである。それは結局、「自分は何を信じているか」ということに関係する。
(中略)
積極的に売り込みができないのは、商品に自信がないか、自分の力を信じられないからだ。

資産の4本柱

  1. 所得
  2. 貯蓄
  3. 投資
  4. 節約

まずお金を管理する

「お金に余裕ができたら、お金を管理しようと思う」というのは、ちょうど太りすぎの人が、「10キロ体重が減ったら、ダイエットを始めよう」と言うのと同じことだ。

まずお金を貯める習慣から

金額よりも、お金を貯める習慣をつけることが大切だ。毎日毎日、経済的自立という目標に注意を向けることが秘訣である。類は友を呼ぶというが、お金はお金を呼ぶ。

戦士の原則

安易な道に逃げると、人生は困難になる。困難に立ち向かう人に、道は拓ける。

パワーシンキング

新しい人生をすぐにでも切り拓きたいなら、役に立たない思考が頭に浮かんだら、「消去」するか、「どうも、ごくろうさん」と言って、もっと役に立つ考え方と交換しよう。
私はこのやり方をパワーシンキングと呼んでいるが、これを習慣にすれば、人生は大きく変わるはずだ。私が約束する。
では、パワーシンキングとポジティブシンキング*1との違いはどこにあるのだろうか。
思うに、ポジティブシンキングをする人は、現実はそうではないのに、人生はバラ色だと装おうとする。しかし、パワーシンキングでは、すべてが中立で、「自分が意味を与えない限り、何ものも意味を持たない」という前提がある。自分で物語を作り上げ、それに意味づけするのである。

企業哲学者、ジム・ローンの言葉

いつもやっていることをやっていれば、いつも手に入るものしか手に入らない。

金持ちとそれ以外の人の違い

金持ちになれる人は、成功への道は、「まず人間性、次に行動力、最後にお金」という順番だと理解している。
お金に縁のない人と中流階級の人たちは、「まずお金、次に行動力、最後に人間性」と考えている。

富を築くとは

「何が何でもお金を稼ぐことではなく、考え得る最高の人間になること」である。人間として成長することこそゴール中のゴールと呼ぶべきものだ。

*1:本では“積極的思考”