『ココロの教科書』ですっかりはまってしまった“ひすいワールド”。改めて何冊か図書館で予約したうちの1冊が、この本。体裁は『ココロの教科書』とまったく同じだが、今回の共著者はひたかみひろさんという編集者。
そもそもは、ひたかさんがひすいさんの本を出したい、と訪ねたのが始まりで、ひたかさんの話があまりに面白いのでひすいさんが頼んで書いてもらうことにした、という不思議ないきさつがあったそうだ*1。
ひとつひとつの話はサラッと読める。でも、時々心に染みるページがある。どこが染みるかはきっと人によって違うと思う。たとえば、当たり前すぎて気づけないことが、視点を変えればこんなに素晴らしいことだったんだよ、と見せてくれる。
私は「日本に生まれた意味を知る」の秋の章が新鮮だった。特に「みだぐなし」の話*2。
ただ、『ココロの教科書』のインパクトと即効性に比べれば、ただの「いい話」かな、と感じたので☆は2つ。私が求めていたのは役に立つセラピーの手法だったのか、とこの本を読んで気がついた。