毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

今日から始められる「成功法則」第一歩☆☆☆

【お断り】この読書日記で紹介するのは「本の内容」であって、書籍の著者及びその活動を推薦するものではありません*1

著者は夢実現プロデューサーとして講演・セミナーを数多く実施、著書もたくさん出されている。そんな人の成功法則の本が文庫(670円)で手軽に読める。
成功法則の本をたくさん読まれている人には復習になることの方が多いかもしれないが、この本の魅力は「著者が実践してしっかり自分の形にしてから書いてある法則」だと思う。血となり肉となっている言葉なのでとても受け取りやすい。
全部通して読んでもいいし、今気になっていることを解決するために、該当するページから読むこともできるようになっている。

「はじめに」で書かれているように、がむしゃらに頑張るのが苦手なタイプだった著者が、「これならできる!」と思えた成功法則なので、無理しなくてもできる“自分の心にやさしい”ものばかりだ。そして、その中からひとつでもきちんと身につければ人生は大きく変わると思う。とても手に取りやすい本なので、「成功法則の本はむずかしいから」と尻込みしている人はぜひこの本から読んでみてください。


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

成功=「まめさ」×「早さ」

「今この瞬間、別人になる」法則

意識の扉に着眼して生活をしてみる。今、自分はある扉を開いてこの世界にドップリいる。この世界にいる時、他のものは魅力的に感じない。
しかし、何かをふっと始めてみると、扉が開き、その世界に没頭できる。
このやり方がわかってしまうと、あとは簡単。
「あー!これ、やらないとなー」と思うものがあったら、スキマの時間でとりあえずはじめてみる。
完成なんてしなくていいし、完璧でなくてもいい。ちょっとだけ始めるのだ。それは意識の扉を作っておくのと同じ。
「じゃ、あの世界行くか!」と手をつけると、忘我の世界が待っている。
時間は矢のごとく過ぎ、膨大だった仕事も、瞬く間にできあがる。
コツは別世界からそれを見た時、嫌悪が伴って見えるということを知っておくこと。
頑張るコツは頑張ることではなく、忘我の世界に突入することを努力すべきだ。

大いなる勘違い

自分は好かれているに決まっているという大いなる勘違いが、人を集める。人望を集めるのだ。これが人に好かれる人の体質だと思う。

ちょうどいい距離感を保つ

相手の欠点が見えるということは、近づきすぎているということ。同じように、向こうからも自分の欠点が見えている距離なわけだ。
ちょうどいい距離感というのは、経験だけが教えてくれる。
近づいたり、遠ざかったり、経験を積むことが大切。

本当のプラス思考

大抵の人は、恐怖から目を逸らすことをプラス思考だと考えている。
考え出したら悪いことしか頭に浮かばないから、見ないようにして、明るく振る舞う。それでは、ただ逃げているだけ。
最悪でも大丈夫ということを確認し、何かが起きた時の代案を考えた上で、「よし、最悪でもちゃんと対処できるぞ。よし、明るい要素だけを考えよう!」というのが本当のプラス思考。

ダライ・ラマの言葉

解決法があるのなら、悩むなかれ。
ただ、そのとおりにやればいい。
解決法がないなら、悩むなかれ。
何もすることはないのだから。

自分だけの「気持ちコントロール法」を持つ

どうすれば嫌な気持ちを変えられるのだろうか。
そのためには、「気持ち」を自分でコントロールすることが大切。
「今、気持ちが乗っていないから仕事ができない」というのではダメ。自分という存在が、「気持ち」によって支配されているからだ。
「気持ち」に左右されるのではなく、「気持ち」を左右しなければならない。

その方法とは、自分が乗っている時、楽しいと感じている時の様子をじっくり研究してみること。
「なぜ仕事に集中できたのだろう?」
「どういう時に楽しい気持ちになるのだろう?」
「どういう時に勉強したいと思うのだろう?」
そういうことを考える。つまり、自分の心が動く要因を探る。その要因は人それぞれだ。

心は「ハッキリする」と「スッキリする」

釈然としない時、悩んでいる時、心がスッキリする方法。それは、心の中身をすべて書き出してみる。
意味のないような言葉の羅列が、次から次へとしりとりのようにあふれ出てくる。一種のカオス。何も意図がないような遊び、いたずら書きだが、実はそこにはちゃんと意図がある。
深層心理の未来地図がそこに隠されているから。

たとえば、現在悩んでいることをすべて書き出してみる。
そうすると、いくつかの大きなテーマにグループ分けができる。
お金のこと、仕事のこと、人づきあいのこと、自分の人生のこと……。

悩みがあるというのは、悩みが複数あるということが悩みだったり、自分が今悩んでいることを把握し切れていないことが悩みだったりする。
だから、悩みを書き出して整理するだけでもスッキリするのだ。
「ハッキリしていることと、ハッキリしていないことを、ハッキリさせる」と、心はスッキリする。
そして、自分がやるべき優先順位が明確になるという効果もある。

ぶっ飛んだ夢を持つ

もし、達成方法が検討できる夢なら、セルフイメージを変える必要がない。なので、セルフイメージを変えたいなら、ぶっ飛んだ夢がよい。
世の中で進化と言われているものは、過去の最適化のものが多い。しかし、本来の進化とは「ぶっ飛ぶ」ことだと。
生物の進化で言えば、魚類から両生類に変化したようなものだ。
僕たちの価値観というのは、生まれた時からの環境によって作られたものだ。
親から刷り込まれた価値観、先生から刷り込まれた価値観、社会から刷り込まれた価値観、メディアから刷り込まれた価値観、そういったものが自分の価値観を構成している。

しかし、「ぶっ飛んだ夢」を持って、進化をくり返せば、これまでの刷り込みがはずれ、本当の意味のリアルな世界が目の前に広がると言われている。
ぶっ飛んだ夢を叶える方法はわからない。しかし、「少なくとも今年はこれくらい行っておかないとダメだよなー」というガイドラインを見つけなければならない。
それらを叶えている自分の姿を想像してみるのだ。

夢+公=志(ユメ+オオヤケ=ココロザシ)

夢(=欲)は枯れることがあるが、志は枯れることがない。欲より志は強く、しなやかで、美しく、なめらかで、永遠だ。

自分の中にあるものが明らかになる5つの魔法の質問

  1. 目標は何?
  2. うまく行っていることは何?
  3. うまく行っていないことは何?
  4. そのために何をするべき?
  5. 1〜4で手に入れたものは何?

成功の反対は?

「失敗」や「挫折」ではない。答は、「何もしないこと」。

自分との約束を大切にする

人のことはよく見えてしまうもの。ねたんだりするのは、自分を信用していないから。自分の可能性を信じていないからなのだ。
もう一度、「自分との約束」を思い出してみよう。

  • 絶対にこうする――
  • ○日までに仕上げる――
  • 今日中に連絡する――

誰でもこういった「自分との約束」があるはず。
自分との約束をあなたは自分で裏切っていないだろうか?
まずは、今日から約束を守ろう。
それが、自分の信頼を取り戻す方法だ。
そして、自分の可能性を信じられる最初の第一歩なのだ。

セルフイメージ――「いつもの自分」を変える法

セルフイメージとは、自分が自分のことをどう思っているのか、自分が自分自身に与えているイメージです。
これはいろいろな経験や刷り込みによって知らないうちにでき上がっています。
ということは、自分の未来を変えようとするならば、「セルフイメージ」を変えないと変わらないということになります。
いたずらに努力しても、いたずらに興奮状態になって目指し始めても、ホメオスタシスが働き、ふり戻される。
しかし、セルフイメージが変われば、元の位置にいる自分はセルフイメージの外。人は快適を好み、不快を避けるわけで、元の位置は不快なゾーンとなり、新たに設定されたセルフイメージへホメオスタシスの力を使い、逃げ込むがごとく吸い込まれます。
まわりから見れば「努力しているなー」と見えますが、本人にとっては元のセルフイメージのゾーンに滞在し続ける方が、努力が必要な状態になったと言えます。
セルフイメージは「いつもの状態」であり、「自分が自分をどう思っているか」ということなので、自分にとっての「いつもの状態」です。
つまり、「自分が自分をどう思っているか」を変えることで、人生を自分が思う方向に進めることができるということになります。
(中略)
脳は3パーセントほどしか使われていないと言われています。97パーセントはブラインドを降ろしたような状態になっています。これを「スコトーマ(=盲点)」と呼びます。
100個の情報が飛び込んできたなら97個を捨て、3個の情報を手に入れていると考えてください。
どんなものを捨て、何を手に入れているでしょうか?
その3個は自分が意識しているものだったり、親しみやすいものだったりします。

なぜこんなことが起きるのでしょうか?
それは3パーセントしか使えないからです。こうやって無意識が情報を選択することによって、これらは起こっています。
この情報選択する基準は、セルフイメージが決めています。
自分にふさわしい、必要だと思っている情報を選択し、それ以外をスルーしてしまっているのです。

では、セルフイメージを移行させることができたら、どんなことが起きるのでしょうか?
今では興味なく受け流していた情報が、急に目や耳や心に飛び込んできます。朝起きると街が違って見えるという状態になります。

つまり、無理矢理やる気を起こしても、長続きしない。ずっとやる気が続くためには、自分のセルフイメージを変える、自分のセルフイメージをたかることが必要でということです。
そして、そこには、何ひとつとして「努力」という文字が存在しないのです。

*1:このお断り文は、よくこちらで紹介している1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』よりお借りしました