毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

文章を書く人の必携本☆☆☆

著者の日垣隆さんは、以前『ラクをしないと成果は出ない』という本を紹介したことがある。ジャーナリストと呼べばいいのか、プロフィールに肩書きがないので不明だが、私にとっては面白い文章を書く人、という印象だ。しかし、著書リストを見ると堅い感じの本が多い。きっとキッチリした仕事をする人なんだろうな、と思っていたら、文筆業のネタとも言えるレファレンス本、略してレファ本をまとめた本を出版されていた。
奥野宣之さんの『読書は1冊のノートにまとめなさい』で紹介されていたので読んでみた。


なるほどね、と納得の1冊からこんな本あるの、と驚くようなものまで150冊。全部必要なのはプロの書き手だけだと思うが、目的に応じてこのくらいは、とかプロは持っておいてください、とレベル分けしてあるので親切だ。
もともとは有料メルマガだったため、時々著者独特の世の中を斜めに見るようなコメントがあるのでその辺は好みの分かれるところかもしれない。個人的にはそれが面白くてすぐ読んでしまった。

注意点は、古い本がかなり紹介されていること*1。この本は3年前に出ているので、中には手に入らないものもありそうだ。

それを差し引いても、この本を読み終える頃には必ず何冊かほしくなると思う。手元に電子辞書は必ず置いておき、気になったらすぐ調べる方だと自分では思っているが、辞書だけではわからないものもけっこうあるのだ。
たとえブログでも、文章を書く以上はきっちり調べる必要があることを、この本に教えてもらった。

*1:いい本なのに絶版とか、古書店でしか流通していないことがかなりあるようです。辞書や年鑑、図録という性質上、仕方がないのかもしれません