毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

仕事を俯瞰するための原理・原則☆☆

ベストセラーとなった『村上式シンプル勉強法』の著者、グーグル日本法人名誉会長・村上憲郎さんの仕事術に関する本。

私は第1部と第3部はしっかり読み、第2部は流し読み、第4部は読まなかった。第2部は西欧相手の仕事なら必要だが、おそらく、一般的なビジネスパーソンは第1部と第3部だけでいいのではないだろうか*1

著者は理系出身なので、理系の方が働いているんだから理系の評価(=給料)をもっと上げるべきだ、という理念をお持ちのようだ。私はSEをしていたことはあるが文系学部出身なので、それはどうかな、と思ったが。


そんな風に時々著者独自の主張が展開されているので合う合わないはあるかもしれないが、「原理原則をまず理解すること」というのは誰にでも必要な教えだと思う。全体を見るための方法や、社会を渡っていく上で著者が必要だと考える知識を得るための本も紹介されているので、そのあたりは役に立った。


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

その日の疑問は、即日即決

それをやるか、やらないか。これは社会人としての「質」を大きく左右する仕事の原理のひとつ。

イデアを出す時は頭で考えない

ふだんから「考えずに出す」習慣を身につけることで、みなさんの頭の中で「石」としてしか存在しなかった思いつきが「玉」や「宝石」に変わっていく。

『人を動かす』(デール・カーネギー著・創元社)による原則

1.より親しみやすい人になる

1 批判、非難をしない。不平も言わない
2 率直で、誠実な評価を与える
3 強い欲求を起こさせる
4 誠実な関心を寄せる
5 笑顔で接する
6 名前は当人にとって、最も快い、大切な響きを持つ言葉であることを忘れない
7 聞き手にまわる
8 相手の関心を見抜いて話題にする
9 重要感を与える――誠意を込めて

2.あなたの考え方を受け入れてもらう

10 議論に勝つ唯一の方法として議論を避ける
11 相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない
12 自分の誤りをただちにこころよく認める
13 おだやかに話す
14 相手が即座にイエスと答える問題を選ぶ
15 相手にしゃべらせる
16 相手に思いつかせる
17 人の身になる
18 相手の考えや希望に対して同情を持つ
19 人の美しい心情に呼びかける
20 演出を考える
21 対抗意識を刺激する

3.リーダーたれ

22 まずほめる
23 遠回しに注意を与える
24 まず自分の誤りを話した後、注意を与える
25 命令せず、意見を求める
26 顔を立てる
27 わずかなことでも、すべて、惜しみなく、心からほめる
28 期待をかける
29 激励して、能力に自信を持たせる
30 喜んで協力させる