何度かここでも書いているのでご存じの方もあると思うが、私は字があまりうまくない。いろいろ試してみたが、長続きせず現在に至っている。
言い訳をすると、資格を取るために2006年から2年間学校に通い、ここで格段に汚くなった。ほとんど速記状態でで書き続けないとノートが取れなかったからだ。
さらに、資格を取って開業したところますます悪化。というのは、クライアントさんの話を聞いてメモし続ける必要があるため、話し言葉について行くには走り書きになるからだ。
ここ数年のひどさは目を覆いたくなるくらい。出先で提出するものを書いたりすると本当にうんざりする。
しかし、さすがに手紙は手で書くしかない。昨日、お礼状などを何通かまとめて書くことになった。情けない、と思いながら書いていたら、4通目くらいでちょっとコツがつかめた気がした。5通目(最も気合いを入れなければならないお礼状)を書く時には、自分としては「あれ、そこそこ書けるじゃない」くらいに思えた。
一体何が悪かったんだろう?と考えて思い当たったこと。それは、「字を書いていないから」。
走り書きはするが、“きちんと字を書く”という作業をもう長いことしていない気がする。途中で急に思い出したように手が動いたのは、ていねいに大きく書こうと意識してからだった。
確かに、字を書く機会は少し前に比べればものすごく減った。フランクリンプランナーに走り書きする以外は、何でもパソコンか携帯を使う。ポメラまで買ってさらにそれに拍車をかけたかもしれない*1。
字はセルフイメージを左右する。ちょっと気合いを入れて練習しますか。
以前こちらで紹介した、NHK『ためしてガッテン』の「1時間で美文字に変身」で指導をされていた青山浩之先生が、ペン字の本を出されているそうだ。2回くらい挫折しているのだが、青山先生は文字もご自身もほれぼれするほど美しかったので、これなら続くかも?
*1:もちろん、ツールに責任があるわけではありません。使い方の問題です