確かに薄い本で、あっという間に読める。読むのが遅い人でも1日あれば充分だと思う。じゃあ内容も薄いかというと、そうではない。
この本にもくり返し出てくるように、知っていることと実際にやっていることの差は大きいからだ。
15個あげられている習慣のひとつひとつは小さなことだ。「え、こんなことで?」と一見思うようなものも。
でも、「できているか」「いつでもできるか」「無意識にできるか」と考えると、心もとないものの方が多い。
この本を読んで「バカみたい」と思うか、「ちゃんとやってみよう」と思うかが人生の質を決めるかもしれない。素直に受け止められる*1人は人生変わるはず。
とにかく何かひとつ実行してみてください、と渋井さんも前書きで書かれていた。私は「習慣9」の“会った瞬間に笑顔を向ける”をまずやってみようと思います。
以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。
とにかく実践が大事です(P11)
人間は何を考えているかではなく、どう行動したかでしか判断してもらえないのです。あなたの印象は、最終的には、あなた自身が決めるのではなく、相手が決めるということを忘れてはいけません。
第三者の口を借りて話す(P68)
人は、あなた自身が話すことには疑いを持っても、同じことを他人の言葉として聞いた場合には、少しの疑いも持たないものなのです。
うまくいった話と関連づけたり、事実や統計を引用したりして、人の言葉を借りましょう。
相手が「イエス」と答えると確信を持って質問する。(P80)
その時、あなたが「イエス」という返事を確信していることを、相手に知らせる。
相手が「イエス」と言うと思っているだけでは、単なる思いこみに過ぎません。
しかしこれは、そこから一歩進んで、「イエス」という返事を確信していると相手に知らせるのです。
れには、「イエス」の答を確信させているという強い印象を相手に植え付ける意味があります。
会った瞬間に笑顔を向ける(P82)
1)どんな人間関係も、最初の数秒でその後の雰囲気が決まってしまうことを頭に入れておきましょう。
2)人は、相手の態度をみて、それと同じように行動する傾向が強いと言う法則を利用しましょう。
会った瞬間に、挨拶よりも何よりも、まず目を合わせ、心からの笑顔を向けましょう。
自分には価値がある、と信じる(P110)
自分の印象は少なからず、自分自身で左右することかできます。
相手が誰であろうと、出発点ではみな見知らぬ人です。ですから、どのような印象を与えるかは、自分自身がどうふるまうかによって違ってくるのです。
率直に話す(P113)
みえすいたお世辞や、空約束、意味のないことを言うのはやめましょう。本当のことだけを言いましょう。自分で言っていることを信じましょう。
心配しすぎない(P115)
人前で、不安なそぶりを見せてはいけません。こちらが過度に心配していると、相手は迷い始め、疑いを持つようになります。
あなたが神経質になっていると感じたら、どんなことをするにしてもためらうようになります。
うさんくさいと感じるようになり、より厳しい条件を課してくるでしょう。名優になりきって不安を隠しましょう。
人生の価値は(P124)
あなたが何を知っているかではなく、あなたが何をしたかという行動で決まるのです。
*1:船井幸雄氏の“伸びる人財3条件は”「素直」「勉強好き」「プラス思考」だそうです。 『仕事の5力』白潟敏朗著より