毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

毎日読める、自分への「応援メッセージ」☆☆

『「ビジネス書」のトリセツ』の著者・水野俊哉さんの本。
水野さんは自分で会社を興し、判断を誤って経営が悪化、最終的に取締役を解任されて個人で3億円の借金を背負った経験の持ち主だ。前著にもいきさつはさらりと書いてあったが、この本の前書きにあたる部分では詳細にその経緯が書かれている。
凄絶と言ってもいいかもしれない。これだけの修羅場をくぐり抜けたからこそ書ける本だと思う。だから、時に暖かく胸にしみてくる。

順番に読むというよりは、毎朝パッと思いついたページを開いて読むような使い方が合っているかもしれない。

ただ、個人的な意見だが、無理やり365個にしなくてもよかったような気がする。よく似たものがいくつかあるのだ。“手を変え品を変え”的な印象を受けた。200くらいに絞った方が密度の濃いものになったのでは、と思った。


ここに書いてあることをいくつかでも本気でやれば、きっとすぐ人生が変わるだろう。365個もあるんだから、きっと特にお気に入りの法則が10や20は出てくると思う。
ぜひ手にとって、あなたにとって特別な法則を見つけてください。


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

最強の成功法則は、周りの人間を成功させることである(P27)

自分ひとりが成功していても、周りの人間が不幸であれば、喜びを共有できない。
まずは自分のやるべきことをやりつつ、周囲の人にも喜びを与えられるよう日々暮らしていこう。

お金とは感謝のしるし、と受け取る時も渡す時も意識する(P58)

あなたは時にお金を受け取り、時に支払うだろう。
その両方の立場で「ありがとう」と心の中で言ってみよう。
お金とは、数字でも通貨でもなく、受け取った何かに対する、感謝の気持ちなのだ。

怒りや妬みや悲観的な考え方をコントロールする習慣をつける。そのためには「怒り」を感じたシチュエーションをメモしたり、自分は今「怒っている」「悲観している」など客観視する訓練をするとよい(P61)

人間の感情とは脳の中でその都度、再現されている記憶である。
つまり、あなたが怒りを感じた記憶も繰り返されると強化される。
いつもいつも同じようなシチュエーションで怒りを感じていないかチェックしてみよう。
具体的には日記でも何でもいいから、頭にきた時の状況をメモして、本当はどうしたらよかったかをできるだけ客観的に記しておくのだ。之を繰り返すことで、自分がどのようなシチュエーションで怒っているのか、またその理由がなんなのか、客観的にわかるようになる。

努力も複利で考える(P63)

世界でもっとも確実な蓄財法は、複利で運用することだ。たとえばたったの5%の利率でも複利で運用すれば、16年で資産は元の倍になる。8%なら倍になるのに9年しかかからない。
同じように毎日少しずつの努力でも継続して続けることで、大きな成果が出やすくなる。毎日、今より10%努力するだけで、継続すれば7年で成果は倍になる。
投資と同じようにコツコツと地道に長期的に努力することが、成功の秘訣である。

人間は洗脳からは逃れられない生き物である。教育、常識、宗教、組織のルールなどのほかに他人の意見や自分の信念にも洗脳されている。どうせ何かを信じないと生きられないのなら、まずは自分を信じることから始めてみよう(P66)

人それぞれに生体リズムがあるので1日や曜日ごとに調子のサイクルがどうなっているか長期的に観察しよう(P69)

日記などで自分の体の様子を事細かに観察し、記録しておくことで現在の調子をつかみやすくなる。
私自身もここ3年間の天気や経済指標とともに体重や食べたものを毎日、記録している。
スポーツ選手でなくても体調管理の習慣を身につけた方がいい。

約束をし過ぎないように気をつけよう(P70)

約束を守ることはもちろん大事であるが、約束をし過ぎないことも同時に気をつけておいた方がいい。
守れない約束はあなたの時間を奪い、信用を下げ、罪の意識まで植え付けるものだから。

世の中は理屈通りに動いているのではなく、「見えない世界」が存在すると受け入れることでたちまち説明がついてしまうケースが多い(P77)

人生において、時間の価値はお金と等価である(P81)

経済的な成功を求めるのなら、ひたすら自分の時間当たりの労働価値を高める努力をするとよい。
しかし、ほどほどに働いて毎日が充実している生活だって、同じだけの価値はある。

義務教育期間に植え付けられた「常識」を根底から疑うことからすべては始まる(P90)

大事なとは人生の答はひとつではないってこと。
(中略)
状況は毎日、変わる。常識がいつも正しいとは、限らない。

オファーがこないと曲を書かないミュージシャンはいない。まずは先にアウトプットする。これはすべての表現活動に共通して言えることだ(P96)

1日30分、人生の目標を考えるだけであなたは成功するはずだ(P126)

人生の目標を考えることは、明日からどうするかの質問を考えることである。
目標を達成するためにどうしたらいいか?
1日30分でいいから真剣に考える習慣をつけよう。
成功するには絶対に必要な習慣である。

1日1日を完全燃焼し、最高の1日として暮らすことを目標にする(P127)

やらなければいけないことを、すぐにやる習慣を身につける(P132)

やらなければいけないことをズルズルと先送りにしても、いつかはやらなければいけない。
そうであれば、やらなければいけないことをすぐにやるか、分割して少しずつやる計画を立てた方が最終的に楽になる。
すぐにやる習慣をつけると仕事が早く終わるので、趣味や大切な人と会う時間が確保できるはずだ。

大切なことは分析して考えない。自分の心に聞いて決断する(P136)