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人気ブログが今年3月に書籍化されたもの。私は出版が決まった頃に友人に教えられ、ブログを読んでいたが、内容が素晴らしかったので本も購入した。というのは、著者はブログを始めた当時仕事が忙しかったようで、更新が空いたり少しずつしか書けなかったり話が脱線したりと*1なかなか話が前に進まないのだ。これが本になったら、さぞスッキリまとまって読めるだろう、と思ったのがその理由。
クリエーター系サラリーマンだった著者が、ある時から自分の守護霊の声が聞けるようになり、守護霊との交信を通じて、真理に近づいていく…という内容*2だ。実にうさんくさい。目に見えるものしかこの世には存在しない、という科学至上主義の方にはとうてい受け入れられないシチュエーションかもしれない。
このブログでもふだんはビジネス系の本が中心なので、とまどわれる方もあると思う。しかし、そんな人に読んでほしい本だと思い、ご紹介することにした。
「この世はあの世の一部、別のものではない」ことや、「あなたと私を分けることは実はできない」など、常識では考えられないことを、わかりやすいたとえ話で教えてくれる。私たちが常識と思っているものは実は常識ではない、または違う見方をすることもできるのだ、ということがよくわかる。ものの見方がすっかり変わる。
たとえ話がどれも秀逸で、笑ってしまうがひとつひとつ腑に落ちる。この世は「宇宙立この世学院(校則・制服なし)」だったり、「この世にいるほとんどの人はアルコール依存症」だと考えてみたり、実にうまくできている。この世には車(=肉体)を借りて旅行に来たのだ、と仮定して考える「アノヨ・レンタリース」の話が、本の中では一番気に入っている。
うさんくさーい、と思いながら読んでも、実はちっとも怪しくもおかしくもない。「人はなぜ生まれ、なぜ生きるのか」「よりよく生きるとは」というテーマは、哲学でも扱われているものだろう。
確実に言えるのは、この世のしくみがわかると、生きていくのが楽になる、ということだ。
後半では、エゴについてもわかりやすく説明されている。エゴとは何か知りたい人には必読だと思う。
ブログで私が一番好きなエピソード、仏陀が覚醒に至る話が本には収録されていないのが残念だが、ありがたいことに、出版後もブログは元のまま読めるのだ。興味のある方はぜひ読んでみてください。ただし、本と違って*3まとまっていないので、時間と根気が要ります。