我が家のプリンタ環境はかなりひどかった。古いデスクトップパソコンにつないだ15年(くらい)選手のカラリオがあったのだが、すでによく使うのはあとで買ったノートパソコンに代替わり。デスクトップを使うのは写真の印刷か、CDのコピーの時くらいだった。
ノートを使うのはリビング、プリンタがあるのは離れた部屋。印刷したいものはノートからUSBメモリにコピーし、そのためだけにデスクトップを立ち上げて印刷しなければならない。時間がかかってしょうがなかった。
あまりの効率の悪さに仕事にも支障が出始めたので、無線LANが使える機種を思い切って買うことに。
近くの家電量販店でカタログを、さらにネットで情報を集めて愕然とした。私がほしい機種はほとんど1万円台だったのだ。これならもっと早く買えばよかった…。
3つに絞った機種のうち、気に入ったのはブラザーのDCP-595CNという機種。決め手はADF(自動原稿送り装置)がついていることだった。スキャナの機能もあるので、複数枚が一度に取り込めるADFがあるのはありがたい。
しかも、家電俳優として名高い(?)細川茂樹さんがこの機種を勧めていたのだ。これは素直に買いでしょう。
ところが、勇んで店に買いに行ったところ、エプソンとキャノンしかなかった。ブラザーはマイナー機種だったのか…。梅田のヨドバシカメラでは小林真央さんがニッコリ微笑んでいるのに。じゃあ、ヨドバシで買う?と言っていたら家族がひとこと。
「インクはどこでも買えるの?買える場所が限られると不便だと思う」
確かにそうだ。
暗礁に乗り上げた、と思ったところを救ってくれたのはまたもAmazonだった。何と、プリンタもインクリボンもAmazon自身が扱っているのだ。これなら本を買うついでにインクも購入できる。
というわけで我が家にやってきた新しいプリンタ。写真はまだ試していないが、速いし印刷もきれい。インク節約モードや本専用モード*1もあり、コストパフォーマンスもよさそう。しかも、写真もデータもパソコンを通さずに直接印刷できるのだ*2。進化してるのね、と感動した。
今まで環境の悪さからなるべく印刷はせずに済ませようとしていたが、こんなに便利になったらコピーも含めてガンガン使いそう。
唯一の難点と感じたのは、用紙トレイの作りがちゃちなこと。プラスチックで軽いのに2段式になっていて、ちょっと間違えたら折れそうだ。用紙をセットする時に爪が割れてしまった*3。
プリンタは知的生産を向上させるし、上手に選べば時間短縮もしてくれる。プリンタ購入を迷っている人に、ぜひ検討をお勧めします。