毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

“商人の掟”が学べるライトノベル(評価せず)

土井英司さんのビジネスブックマラソンで勧めていたので読んでみた本。いつものように評価していいものか迷ったので、☆はつけなかった。


土井さんはこの本が「初めて読んだライトノベル」だそうだが、私も似たようなものだ。ビジネスブックマラソンで読むまで、この作品のことはまったく知らなかった。検索してみたら、本は14冊も出ているし、アニメにもなっていたそうなので、ご存じの方も多いかもしれない。いくらあまり興味のないジャンルだからって、まったく知らなかったことにちょっとショックを受けた。


土井さんは「商人の知恵と処世術」が学べる、と絶賛されていた。確かに、これが懸賞応募作?というくらい、交渉のシーンは生々しい。学べることはたくさんあると思う。
しかし、土井さんと違って私はストーリーに引き込まれてしまい、「ビジネスセンスを学ぶ」という目的ではきちんと読めなかった。再読すれば今度はちゃんと吸収できるかもしれないが、“小説なのにこんな読み方は野暮”という古い感覚がここでも頭をもたげるのか、2回読む気にはならなかった*1


矛盾しているかもしれないが、「何かを学ぼうとして読むのは気が進まないし、かといって娯楽としてライトノベルを読むのは暇つぶしみたいで何だかなあ」というのが素直な感想だった。作品としてはすごく面白いのだが、そういう考えからあえて評価はしないことにした。もし愛読者の方がいらっしゃったら、すみません。

いよいよ小説の読めない体になってきたのだろうか。


ビジネスセンスがどのようなところに感じられるか知りたい方は、ビジネスブックマラソンのバックナンバーをご覧ください。
2010年2月7日 『狼と香辛料』支倉凍砂・著 vol.2029

*1:手に汗握るストーリー展開なので、小説として細かいところまで味わうためにも、本当は2回読んだ方がいいかもしれません