毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

小論文・就職試験にお勧めの文章術☆☆

最近集中して読んでいる「文章術」関連の1冊。『原稿用紙10枚を書く力』よりも4年ほどあとに書かれた本だ。基本的には同じだが、こちらの方が入門編という印象を持った。


この本は、目的がはっきりしている。

  • 小論文が書けるようになる
  • 記述形式の問題を解けるようになる
  • 自分をアピールできるエントリーシートを書く

目的が上のどれかにあてはまる人、または今後必要になる人にとっては必読だと思う。齋籐先生は小論文の採点や面接などもされたことがあるそうだ。つまり、「どう書けば合格するか」がハッキリしているのだ。
どこをポイントに読まれているのか、どんな文章が求められているのかがわかっているのとそうでないのとでは、できるものに雲泥の差がある。文章にだって「傾向と対策」は必要だ。


練習問題として東大の国語入試問題が出てくる。以前『東大合格生のノートはかならず美しい』『東大合格生のノートはどうして美しいのか』に“東大には記述式の問題がある”という話があったが、実際の過去問が取り上げられていて*1、ポイントと模範解答が載っていて興味深かった。なるほど、こんな風に書けばいいんだ、と納得した。こんな発想はまったくなかったので、これも知ると知らないでは大違いだと思う。東大以外の記述問題にも充分使えるのではないだろうか。


普通に論文やレポート、企画書や資料などを書く必要に迫られている人には勧めないが、学生さんはこちらから読んだ方がいいかもしれない。文章に対する考え方がきっと変わります。
※姉妹編に『話し上手 聞き上手』があります。
読んでみよう、と思って調べてみたら、ずっと前に読んでいました…。

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読書日記:『話し上手 聞き上手』



以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

具体性と抽象性、両方が必要(P84)

カメラでシャッターを切るように具体的なシーンを切り取ってくる意識と、抽象的な思考能力のふたつが車の両輪となって回った時、いきいきとした文章が書けるのです。「書き上手」になるためには、抽象的なことだけを書いても、人に訴えかけるものにはなりません。一般論になってしまってはダメなのです。

文章を読み解くコツ(P104)

どんなものも、結局著者が言いたいことは、「私は偉いでしょ。私は他の人と目のつけどころがちがうでしょ」ということです。そういう自負心があるから、わざわざものを書いて発表しているわけです。ですから、その人の自負心やアピールしたい点がどこにあるのかを見つければ、どんな難解な文章もほぼ「わかった」も同然です。

評論文は著者の「好き嫌い」で成り立っている(P106)

著者が何が好きで、何が嫌いなのがわかれば、もう理解できてしまったも同然なのです。

論文のパターン(P107)

多くの場合は、最初に一般論を一応確認して、あとで否定するのが一般的なパターンです。人は最初に言っていることが本心と違うことが多く、最後に言いたいことを持ってくるものだからです。

*1:今はもうはなくなってしまったようです、と書かれています