毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

人の見抜き方はヘッドハンターに聞け☆☆

9月14日9月15日と続けてお名前が挙がっているカリスマヘッドハンター・井上和幸さんの本。1冊目の『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』もなかなか面白い本だったが、こちらはさらに“人を見抜く方法”にフォーカスした内容だ。


著者はヘッドハンターというお仕事を“お見合いおばさん”にたとえている。人材を探している企業と、転職したい人をマッチングさせるからだ。
お互いの潜在的な希望を探り、相性のよい“カップル”を成立させるには、一瞬で人となりを見抜く眼が必要になる。著者が会った人数は5000人を超えるという。この、普通の人にはなかなか得られない「人物鑑定法」を教えてくれるのがこの本だ。


ドアの開け閉めや、会議室で座る位置。こんな小さなことからもその人がどんなタイプかがわかるという。また、ウソをついているかどうかを見抜くポイントも紹介されている。
中でも、一番の目玉は“その人が将来大物になるかどうか”を見る第3章だ。特に、これから結婚を考えている女性は必読。

また、第3章には“成功法則のエッセンス”とも言える、ある原則が書いてある(下のメモをご覧ください)。私は、これを読んだだけでもこの本を読む価値があった、と思った。
これができる人を選べば将来成長間違いなしだし、自分がこの原則をできるようになれば、成功に近づける。


そして、読み方を変えれば「人はどこを見て評価するのか」がわかる本でもある。お茶を出してくれた人にもお礼を言えるか。きちんとおわびができるか。相手との距離感を適切に保てるか。自分はできているか、チェックするためにも使える本だと思う*1

人を評価するためにも、人から自分がどう評価されているか知るためにも、おすすめの1冊。

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キャリアアップの王道を行く方法

以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

大量行動の原則(P123)

するべきことをやる。それも、たくさん、すぐにやることで成功を手に入れる。これを「大量行動の原則」と言います。
(中略)
そもそものビジョン(「何をしたいのか」)を決め、そのビジョンを実現させたい自分の動機(「なぜしたいのか」)を明確にする、その動機をもとに、ビジョンを実現させるための方法を定め(「何をするのか」)たら、あとはそれを大量にこなす。
そうすれば、成功する確率を上げられる。ぐうの音も出ないぐらいの正論ですよね。

*1:読みながら冷や汗が出ました…