毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

手帳の使い方で毎日の充実感を手に入れる☆☆☆☆

※このメソッドがすべて使える公式手帳「シンクロニシティ手帳2011」も著者サイトで販売されています(税込み2500円)。アマゾンは12月中旬から取り扱い予定のようです(予約可能)。

昨日の日記にも書いたように、ふらりと書店で見かけて、気になって購入した1冊。読んでみて思ったのは、「この本は私に必要な本だ」だった。そして、世の中の多くの「手帳難民」を救う本かもしれない。

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この本の素晴らしいところは、まず28日間取り組めば、著者のさとうめぐみさんが提唱する“手帳セラピー”が実践できるようになること。そして、手帳の悩みから逆引きできるので、苦手なところから取り組むことも可能なことだ。「書き忘れたり、見るのを忘れたりしてしまう」「毎月仕事の大波に飲まれてしまう」「何もできないまま、気がつくと1ヶ月が終わっている」など、誰でも心当たりがあると思う。


「手帳セラピー」で使う手帳は、マンスリーとウィークリー(バーティカル推奨)が両方あるもの*1。このタイプの手帳なら、この本に書いてあることはほぼ実行できる。
私が感心したのは、「ワークライフバランス」とか「夢を実現させる」などの大きな看板を掲げなくても、この方法を実践すれば自然と日々の密度が上がり、満足感が得られるところだ。

また、書いてある内容が非常に具体的で、いつ何を書くのか、どのタイミングで見直すのか、本当に手取り足取り教えてくれる。手帳のページの記入例も豊富なので、とてもイメージしやすい。


この本を読んで改めて思ったのだが、手帳にいつ何を書くかきちんと教わったことがない。よほど特殊な手帳でもなければ、学生時代から何となく使い始めて、きちんと教えを受けたことのない人がほとんどではないだろうか。実はマンスリーのページの書き方や、マンスリー→ウィークリーの連動のさせ方など、当たり前と思っているができていないことが多い。つまり、ここを変えるだけでも生産性が上がったり、手帳が使いこなせるようになる可能性があるのだ。

ペンを5色使い分けることや、「ハッピーマイレージ」という考え方など、この本は明らかに女性向けだ。だが、実は男性も取り入れられることが多いと思う。身近な女性にこの本をプレゼントして、読ませてもらうといいかもしれない。


私自身は昨日も書いたとおり、1日1ページの手帳を使っているし、他のものもいろいろ併用しているので、そのままこの本の通りにするのはむずかしい*2。しかし、取り入れられることは試してみようと思う。

まだ来年の手帳を買っていない幸運な方は、ぜひ書店でこの本をめくってみてください。ピンときたら試してみる価値ありです。

*1:タイトルの「2度書き」とは、マンスリーからウィークリーに転記することを指します

*2:著者はすべてを1冊にまとめることを薦めています