ずいぶん前に紹介した『「体幹」ランニング』よりも前に金さんが書かれたのがこの本。ランニングとはまったく関係ない習い事で親しくなった人がホノルルマラソン経験者で、これから走るなら、と貸してくれたので読んでみた。トータルで走ることの面倒を見てくれる本だった。
すでに体幹を意識した走りの話が出てくる。「走る時に大事なのは丹田・肩甲骨・骨盤の3つ」という言葉も。
歩き方、走り方の正しいフォームやそのための練習、走る以外のストレッチなどのメニューなどは当然だが、それ以外のページがすごい。
おかしなフォームの実例と矯正法、実力別・目的別のメニューの組み方、痛みが出る部位ごとの手当て、さらには習慣化するための生活の見直しクリニックや食事内容まで盛りだくさん。至れり尽くせりな本だ。とりあえず、この本1冊あればしっかり走れそうな気がする。
ただ、「ガンガン走りたい」人には合うと思うが、女性などちょっと走ってみたいな、程度の人には濃すぎるかもしれない。そういう方はぜひ『「体幹」ランニング』をどうぞ。
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読書日記:『「体幹」ランニング』