毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

正しい「叱り方・褒め方」指南☆☆

叱り方褒め方 (1970年) (潜在意識教育シリーズ)
野口 晴哉
整体協会出版部※すでに絶版のようです

西村佳哲さんの『自分の仕事をつくる』に引用されていたので気になり、図書館で借りて読んでみた。図書館には出版当時の本があったが、今は手に入れるのがむずかしいかもしれない。
何の予備知識もないまま読んだが、やはり著者が創設した「野口整体」の知識はあった方が読みやすいと思う。


とはいえ、子どもをどう育てるか、褒めたり叱ったりをどうすればいいのか悩める人たちにはその部分だけ読んでも役に立つはずだ。私は子ども時代のことを比較的よく覚えている方で、親が厳しかったので“こんな風に言ってもらえばわかったのに”というところがたくさんあった。

子どもの理解と大人の理解は違うので親の理論で判断しない。わかっていなければわかるように説明する。なぜいけないことなのか、叱られるのかがわからないと子どもは同じことをくり返すそうだ。
たとえば、高いところに登って危ない、と注意する時にいきなり大声を出したらそれにびっくりして落ちてしまう。静かに近づいて降りるよう諭したり、同じような高さからビンなどを落として割れるところを見せて危険であることをわからせるといいそうだ。

相手が子ども以外、後輩や部下でも相手の気持ちに立って叱るという基本的なところに気づけると思う。


ただ、“体癖”という独自の分類方法があるようで、それに基づいた話も多く出てくる。そこを理解していなければとてももったいない読み方になるかもしれない。
個人的にはその辺りにも興味がわいてきたので、体癖に関する本も読んでみたい。
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