毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

手帳術・基本の基本☆☆☆

わざわざ教えてもらったことがなく、「何となく見よう見まねで身につけた」もののひとつが手帳の使い方ではないだろうか。そして、「誰にとっても正解」というのがないものでもある。
実はこの本は、あまり手帳をうまく使えていない(ように見える)家族に店頭で見かけてすすめたものだ。先に読んでチェックする、というフィルター役が回ってきたのでひととおりざっと読んだ。基本的な手帳の使い方を知るにはいい本だった。


手帳の選び方(サイズやカバーの材質まで)に始まり、アポイントの取り方やTODOリストの作り方にメモのコツ、さらに仕事だけではなくプライベートにどう使うか、システム手帳のカスタマイズ法まで幅広く基本を押さえている。
さらに、「達人」として登場する3人がそれぞれ手帳を極めた方で個性的。また、文具好きには楽しみな“手帳周辺グッズ”の紹介ページもたっぷりある。

この本を読めば「何のために手帳を使うのか?」という目的がはっきりするので、それを意識するだけでも毎日が変わってくると思う。

個人的には、「タスクのたな卸し」のページが役に立った。申し送りのコツやタイミングが書いてあり、ちょっとしたヒントだが苦手な人には役に立つと思う。また、「ふせんを使い倒すアイデア33」というのも面白かった。引き続き実行中の「2度書き手帳術」では基本的にふせんを使わないが、うまく組み合わせられるかも、と思えた。


しかし、一番インパクトがあったのは実はコラムのページ。それは、「年収1000万円以上の人と、年収500万円台の人の手帳の使い方には明らかな違いがある」という事実だった。大きな違いは次の3つ。

  1. 予定の終わりの時間も書き入れている
  2. 定期的にタスクの終了をチェックしている
  3. 何もしない時間を意図的に作っている(P160)

うわぁ、苦手なことばかりだ。この機会に身につけよう*1


自分の好みや求めるものがはっきりしている人には必要ないが、「ごく普通の手帳をごく普通に使いたい」人や、自分が手帳で何をしたいのかよくわからない、という人には特におすすめ。1月から使っている手帳がどうもしっくり来ない、という方も、これを読んで4月始まりの手帳を買い換えるという手もありますよ*2
私のアクション:予定の終了時間も手帳に書く

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おまけ:私が手帳術に目覚めるきっかけになった藤沢優月さんのサイトはこちら
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*1:「2度書き手帳術」で2と3はやります

*2:気に入らなければ買い換えてみる、というのもこの本に書かれていました。使ってみないとわからないところもあります