毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

メモの取り方が変われば仕事が速くなる☆☆☆

以前この日記で絶賛した『「箇条書き」を使ってまとまった量でもラクラク書ける文章術』の著者、橋本淳司さんの本。「万能メモ」という言葉に惹かれて読んでみた。“メモ術”だけにとどまらない、役に立つ情報が満載だった。


ここでいう「万能メモ」とは、実は2種類ある。
ひとつは「情報メモ」。こちらは前著の箇条書きの本で紹介されていた“ブリット”と“ボックス”の考え方を発展させ、A4サイズ1枚におさまるようフォーマット化したものだ。まず箇条書きにして書き出し、それをテーマごとにまとめる方法が簡単に実践できる。

もうひとつは「パノラマメモ」。こちらはもっとシンプルで、A3の紙に図にしながら書き込んでいくもの。何人かで書き込みながらホワイトボードのように使う方法もある。
齋藤孝先生の「図化」のメモに似ているな、と思ったらそれもそのはず、10年ほど前に齋藤先生と一緒に考えたのだそうだ。
パノラマメモは一見「マインドマップ」にも似ているが、少し違う。著者の橋本さんはマインドマップの講習を受けたが、毎回あんな風にきっちり展開できないので、整理しながら全体を俯瞰できるようにメモしているのだとか。これなら形式にあまりこだわらなくてもよさそうだ。

著者の実際の使い方などもくわしく紹介されている。「情報メモ」はフォーマットが掲載されているので、コピーすればすぐ使えて便利だ。
著者はこのメモを使うようになってから頭が整理できてアウトプットのスピードと精度が上がり、仕事がはかどるようになったそうだ。
メモの形式をそろえておけば、保存もあとで見返すのも楽、というメリットもある。


この本ではメモ術にとどまらず、このメモを使って「どう話し」「どう書くか」についてもかなりていねいに説明してある。ライターとして多数の本を出されてきた著者のノウハウがぎっしり詰まっているのだ。インタビューのポイントや打ち合わせのコツ、視角化やアイデアの出し方、プレゼンテーションまで、著者が試行錯誤して身につけたものがこの本1冊で読めてしまう。かなりお得だと思う。


私はメモを走り書きしていたので、いつもそのあと清書が必要で時間がかかっていた。この方法が身につけば、スピードと精度が手に入りそうだ。速くてしっかりしたアウトプット力がほしい人は必読です。
私のアクション:A3サイズの紙挟みを買って「パノラマメモ」を試す

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以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

「たとえば」と「つまり」をセットにして説明する(P104)

「今、自分は抽象的な話をしているな」と思ったら、「たとえば……」と具体的な話をする。「具体例ばかりを並べて立てているな」と感じたら、「つまり……」と続けるのです。
この習慣をつけると、相手への伝わり度は格段に上がるはずです。

「つまりどういうことか?」を自問する(P123)

「考えているのは、つまりどういうこと?」
「書きたいのは、つまりどういうこと?」
「話しているのは、つまりどういうこと?」
このように、「つまりどういうこと?」と自問するクセを身につけると、話を広げても、最後にはまとめることができます。

何を話したかを確認して終わる(P132)

打ち合わせの最後は、何を話したかを確認します。とりわけ重要なのは、結果を共有することです。打ち合わせ内容のどこにフォーカスを当てるかは、人によってそれぞれ異なるからです。

理解・合意できないと無言になる(P147)

時には、話し相手が途中で黙ってしまうことがあります。
(中略)
…対話の内容が理解できなくなっていたり、途中から合意できなくなっていたりして、黙ってしまうケースです。この場合、「なんか、モヤモヤしているところがあるんじゃないですか?」と声をかけます。「そうです」という返事だったら「ちょっと戻ってみましょう」といって、最初から振り返ります。
この時「パノラマメモ」を見ながら、「ここまではOKですか?」「OK」「ここはどうですか?」「ああ、そこに違和感があったんですよ」と理解・合意が得られなかったところまで戻れます。そこから、もう一度対話を始めます。