毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

手元に置きたい「文章術」総集編☆☆☆☆

(残念ながら表示されていませんが)フォレスト出版の新書*1。あの毒々しい色といい、トリッキーな編集方針といい、うさんくさそう…と思いながら読んでみたら、意外にいい本だった。ポイントがコンパクトにまとめられているのだ。


今まで文章術の本はかなりたくさん読んできたが、そのエッセンスが1冊にまとめられている印象。山田ズーニーさんの本や橋本淳司さんの本、齋藤先生の本に池上彰さんの本など、いろんなところで読んだな、というポイントが随所にある。

著者はもともと突出していたプレゼン能力を活かし、日本のビジネスマンにプレゼンの方法を伝えている人だ。なので、最終章では話す時の「短文力」についてもかなり詳しく説明されている。非常に実用的な本だと感じた。
齋藤先生言うところの「実用日本語」の入門書として読めば役に立つと思う。芸術的な文章ではなく、いかに「早く確実に、間違いなく伝わるか」に特化してあるので、リテラシーがあまりにない人にも入りやすい。
すでにたくさん読んできた、という人も確認の意味で読んでみるとよさそうだ。私もいくつか発見があった。


章ごとのまとめはもちろん、最後に本全体のまとめも載っているので、その部分だけ読んでも大事なところがつかめるのもユーザーフレンドリーだ。
著者によれば、この本を手元に置き、目次を見ながら校正すると早くて確実にチェックできるそうだ。

実用一辺倒なので好みは分かれるかもしれないが、短文力を駆使したこの本そのものも“短く伝える技術”を学ぶ教科書になる。
書くのが苦手な人、うまく伝わらない人は必読です。
私のアクション:ミスタイプを減らすために単語登録
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以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ*2

ユニバーサルデザインの7原則(P70)

  1. どんな人でも公平に使えること
  2. 使う上で自由度が高いこと
  3. 使い方が簡単で、すぐにわかること
  4. 必要な情報がすぐにわかること
  5. うっかりミスが危険につながらないこと
  6. 身体への負担がかかりづらいこと(弱い力でも使えること)
  7. 接近や理由するための充分な大きさと空間を確保すること

※文章もデザインの観点からできるだけ多くの人が利用可能とするために、この7原則は参考になる

メールの挨拶は最小限に留め、用件から書く(P96)

「自分に何をしてほしいのか」が先にわかることで、不信感が募るのを防げる効果がある。補足説明はそのあとでかまわない。
特にビジネスに関係しないプライベートな話題は「追伸」として質問の最後に書くのがお勧め。

誤字脱字や変換ミスをなくすために、単語登録を利用、時間をおいて確認する(P99)

誤解が生じないよう、主語と述語は離さない(P108)

すぐに状況把握ができるように、修飾語と被修飾語は離さない(P110)

一瞬で理解できるように、二重否定は使わない(P112)

「…(3点リーダ)」は使わない(P117)

そもそもこの「…」という表現は余韻を残して読み手に内容を想像させる文章術。書き手が意図しない内容を読み手が想像する危険性もある。
余韻によって読み手に誤解させるのではなく、短くても書き手が伝えたい内容を正確に伝えるようにしよう。

単語を統一すればスッキリ読める(P124)

同じ単語が何度も出てくるので、多少くどい感じを受けるかもしれないが、短くても的確に伝えるためにはわかりやすさを優先するべき。

人間は「丸暗記は忘れやすく、理解した内容は忘れない」(P146)

校正はひとつずつ行う(P205)

構成する項目をひとつ決め、その項目に対して全体の文章を確認する。
(中略)
…自分で思っているよりも人は同時に複数のことができないものだ。まどろっこしく思うかもしれないが、校正する観点をひとつ決め、それに従って全体を見直していくやり方のほうが、結局は短時間で終了する。

聞き手の注目を集めたい場合は「実は」を効果的に使う(P237)

私がよく使う聞き手の注目を集めるフレーズは
「一般的にはそう思われていますが、実は違うんです」

焦っている場合の話の進め方:ポイント3つ(P238)

  1. これから話すことを説明する
  2. 実際に話す
  3. 話したことをまとめる

質疑応答:質問にはまず「結論」から答えること(P240)

*1:興味のある方はぜひアマゾンのページをご覧ください

*2:原文は「ですます調」です。このメモはかなり手を入れています