幕内秀夫さんの本を何冊か読み、食事内容にはかなり気を配るようになった。さらにもうひとつ気をつけたことがある。それは「スナック菓子をやめること」。
何を隠そう、実はカルビーの回し者か、というくらいポテトチップやじゃ●りこ好きな私。さすがに食事代わりにとったりはしないが、売り出しだとついかごに入れていた。油と塩とうまみ調味料の3つがそろっているので、立派なマイルドドラッグだ。
幕内さんによれば、「子供のおやつはお酒のつまみコーナーで選べ」という。それで私もお腹が空いた時に食べるのはアーモンドとか、柿の種に変えた。スーパーでじゃ●りこが山積みになっていてもガマンガマン。そのうち、売り出しでも通り過ぎるのが辛くなくなってきた。
だいぶ抜けたかな、と感じていた先日、決定的な変化が。
北海道のお土産で「じゃがポックル」をいただいた*1。ありがたいことに2回も。その1回目と2回目の間に一生懸命ソフトドラッグ離脱をはかっていたわけだ*2。
他のものは買わずに、2回目もありがたく少しずつ食べていたら、だんだん間隔が空いてきた。食べなくても大丈夫な体になってきたのかもしれない。昨日、最後の1袋が残っているのを見つけて家族と分けたのだが、今までと何かが違う。
前はあった感動がないのだ。もっと言えば、食べることで得られた快感を感じなくなっている。
以前は私以上にポテトチップ好きだったが、一足先にスナック菓子から撤退した家族は
「食感はすごくいいよね」
と言っていた。味じゃなくて食感?
それで、「ああ抜けたんだ」と実感した。
カルビーの営業妨害をする気はさらさらないし、「食べてはいけない」と人に言うつもりもない。でも、以前との違いを考えると、やはり私の場合中毒になっていたんだろうなと思う。“突然食べたくなってコンビニに走る”というのはやはり禁断症状だ。
アルコールや薬物の場合、「今後一生体に入れない」がゴールだという。お菓子はたまには食べられるといいな、と思うが、元に戻らないためにもうしばらくは避けていた方がよさそう。