毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

ON/OFF使い分け不要の時代へ?

声の芸術家でヴォイストレーナーでもある相川陽介さんという方のセミナーに行ってきた。声というのは奥が深く、その人の精神性と結びついているのだ、ということがよくわかった。

そのセミナーはお世話になっているメイク塾の先生*1との共同開催だったのだが、美塾ではおなじみの4つのタイプに分ける「魅力マトリックス」という理論がある。相川さんもそれにならい、声のタイプを4つに分けられていた。


相川さんによれば、4つの声を全部出すことは可能。4タイプを“癒しの仕事向け”とか“これは高級品の営業向け”とも説明されていたので、必要に応じて変えることもあるのだろう。
たとえば、ジャパネットたかたの高田社長。ふだんからあの独特の声で話されているわけではなく、あれは番組用の声なのだそうだ。

でも、私が一番印象に残ったのは
「これからの世の中は、使い分けない方向に行くと思いますよ」
という相川さんのことばだった。


昔は本音と建前とか、ONとOFFの切り替えをみんなが無意識にやっていた気がする。だが、だんだんとその人の本質的な面を見るようになってきたのかもしれない。
パーソナルブランディングがこんなに広まったり、法人営業であってもその人らしさが伝わる工夫をすることが推奨されるのも、その流れなのだろう。

無理して自分を作ったり飾ることなく、自分の本質を磨いてそれをそのまま伝えることを心がければいい時代。社会に出たての頃、自分を殺し、性別までも殺して仕事をしていたことを思うといい時代が来るんだな、とうれしくなった。

*1:美塾・内田裕士さん