毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

「この世の仕組み」の真実がわかる?☆☆☆

知人に勧められて読んだ本。世の中の常識からしたら、「荒唐無稽」と言ってもいいような、ある程度スピリチュアルな考え方に慣れた人でもとまどってしまうような本だった。
私はとても面白いと思ったが、納得が半分、本当にそうなの?という気持ちが半分だった。


著者・宮崎なぎささんはこの世の仕組みを知りたいと思い、何十年もその解明に捧げてきた人だ。

20代には量子力学相対性理論を学び、30代で精神世界を研究し、40代でインドへと旅立ち、最終的には心理学からそれをひもといた。
(中略)
そして、すべての現象の仕組みを解く法則に到達。それを「TAW」と命名した。
TAWとは「Theory of an Advanced World」の頭文字で、進化した世界の理論という意味だ。
プロローグ(P2〜3)より

著者は、自分が解明した「TAW理論」を指導している。この本は、それを知った編集者の説得により、TAWをわかりやすく理解してもらうために小説仕立てで書かれたものだ。もちろんほんの一部、入門としてなのだが、衝撃的な内容もある。
真実が何かを知ってしまったら、今まで自分が心のよりどころとしてきたことが崩れ去ってしまうかもしれない。

でも、もしこの仕組みをほんの少しでも理解できれば、格段に生きて行きやすくなるような気がする。
ルールもわからないまま、たとえばラグビーの試合に放り込まれたらへとへとになるし、ヘタをしたらケガをするかもしれないが、ルールがわかれば少なくとも身は守れる。慣れてくれば試合に参加できるだろうし、うまく行けば得点できるかもしれない。
私たちのほとんどは、この本で言えば「ルールも知らずにラグビーの試合に放り込まれた状態」なのだ。


この本の中で主人公は、たくさんの星を巡る。ひとつの星に行くごとに、ひとつのルールを学ぶ。
それぞれに深い学びがあるが、私はてんびんの星のリブラという賢者のことばが一番心に刺さった*1

非常に刺激的な本。思い切って自分を変える勇気のある人だけ読んでください。

私のアクション:気まぐれをやめる
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以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

例外を作らない(P122)

あなたという神が作った意味づけは、どの時代でも同じに適用してください。例外を作らぬことです。そうでなければ、あなたはまた自分の創った世界に失望することでしょう。

人は感情の動きが好き(P125)

「穏やかに暮らしたい」と口では言いながら、すごい災害を見て「うわ〜」と叫びたいし、かわいそうな人を見て、「ひどいことだ!助けなければ!」というヒロイックな感情を味わいたいのですよね。

それ相当の担保を出す(P166)

どんな担保かて?決まっとるがな。仕事で成功したいなら、自由になりたいとか、楽したいとか、遊びたいとか、責任はいややとか、税金は勘弁してとか、そうゆうのを全部担保として差し出したらええがな。早いで。

思考はタダで現実化するわけではない(P169)

「思考は現実化する」ゆうてるからて、タダで現実化するわけないわ。世の中、全部担保や!自由を担保に入れて仕事したら、一番早いゆうてるやろ。

ごまかさない(P176)

ずるい心も愚かな心も、ごまかさんで見たらええんや。ごまかすから世の中が動かせんようになったんや。

思考が現実化する「創造」を楽しむ(P177)

あんさんは神や。思考が現実化するちゅう「創造」を楽しんどるのや。創造、生産するから神なんや。創造、生産。そのためにみんな生きることを始めたんやで。……今は忘れていてもな。
それを消費する時、あんさんはただの人間に戻るんや。遊びたい、ラクしたい。それは消費や。消費ばかりして、神でいられるかいな。

真剣に生きる(P178)

安心して、真剣に生き。真剣てことば、使たことあるか?真剣に生きるんやで。
あんさんはもとももとわがままや。それは自分が神だと知ってるからやで。だから、それを仕事に向けるんや。
社長になるゆうたらなったらええ。それがええわがままや。
ひとつの方向に向けたわがままなエネルギーはすごいんやで。それは才能になる。わがままは才能にもなるんや。

この世に永遠によいものはない(P186)

なぜならば、少量のものはよいものに見えますが、だんだんと量が増えてくると、それは悪いものに見えるという法則があるからです。

気まぐれをやめる(P186)

もし、あなたが大成功したいなら、気まぐれをやめなくてはいけません。気まぐれはあなたという人物を小粒にします。

本当の心の自由とは(P228)

…私は、ハッと気づきました。私の「心の自由」とは、選べることではなく、迷うことだったんだと。だから手に入れても、また他のものが欲しくなります。
そうな風に気まぐれだから、お菓子もおもちゃも、欲しいものを手に入れたくせに、しばらくすると飽きて、無いものねだりを始めていたのです。
それを「どれでも選べる心の自由」と勘違いしていたのです。

思考してから現実化までには時間がかかる(P248)

人が夢の中で思考してから、実際に行動するまでには、こんなに時間がかかるのです。
思考したことがすぐに現実化することはありません。多くの人は、その間に思考したことを忘れてしまいます。

*1:変な関西弁をしゃべるので、関西の人間にとっては片腹痛いところもありますが