毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

パリなのに“アメリカンタイプ”のホテル

5年前にH●Sのツアー*1のホテルに辟易したので、次にフランスに行く時はまともなホテルにしたい、というのが私の悲願だった。
何でも、フランスには「ヨーロピアンタイプ」と「アメリカンタイプ」の2種類があるらしい。
違いは次の通り。

■ヨーロピアンタイプ(古さと格式重視)
・もともとあった建物を改装しているため、全体に狭い
・バスタブがないことが多い
・クーラーがない
・冷蔵庫がない
・窓が開かないことがある
・エレベーターがない、あっても狭い
・古いので不便なことも(蛇口が閉まらない、水の流れが遅いなど) 
その代わり、調度品がアンティークだったり、建物も歴史あるもので、ヨーロッパ気分が味わえる。

アメリカンタイプ(広さと機能性重視)
いわゆる日本人のイメージする「ホテル」がこちら。
・部屋が広い
・ベッドも広い
・テレビやドライヤー、冷蔵庫などがある
・新しくて機能的なところが多い
・フロントが広い
その代わり、大きな建物は中心部に建てられないため、郊外にあることが多い。

前回私が泊まったのは、いわゆるヨーロピアンタイプだったのだと思う。パリの部屋は本当に狭くて、ツインルームなのにスーツケースが全開できなかった。もちろんバスタブはないし、エレベーターも3人乗りくらいのもので、それぞれがスーツケースを部屋に上げるのに1時間以上かかった。
パリの前にマルセイユ近くの街で滞在したホテルも、修道院を改修したところだったのでヨーロピアンタイプと言えたかもしれない。部屋によって調度品がまったく違い、ものすごく広い部屋もあった。また、ひと部屋だけバスタブがあったので、その部屋を割り当てられた人はみんなにうらやましがられていた。


そういうネガティブな記憶しかないので、「ヨーロッパ気分などどうでもよい、ちゃんとお風呂に入れる広い部屋にして!」と主張して選んだのが今回のツアー。私の中でこのツアーを選んだ理由のほぼ半分はこのホテルだったかもしれない。
プルマンパリ モンパルナス
到着日、部屋に不備がないかと各室を回ってくれた添乗員さんによれば、私たちの部屋は改装したてだったらしい。バスタブは広いし、お湯もちゃんと出るし、シャワーもハンドタイプ。
フランスはお掃除に問題が、とよく聞くが、毎日気持ちよく使わせてもらった。
コンコルド広場が目の前!」みたいなわけにはいかないが、モンパルナス駅がすぐ近くにあり、地下鉄の駅もいろいろあったので、あまり不便は感じなかった。多少地下鉄に乗る時間が長くなっても、私はアメリカンタイプの方がくつろげる。

旅行途中で知ったのだが、実はこのホテル4つ星だった。フランスでは4つ星が長く最高ランクで、最近5つ星ホテルが登場したばかりだそう。そんなすごいホテルだったとは。快適なのは当然だ、と納得。


もともと私はホテルジャンキーでその辺にうるさいとは思うが、ホテルが快適かどうかでここまで旅行の楽しさが違うものか、と思った。前回は「毎日がサバイバル」だったので。
こちらのホテルはJTBが提携するなど、個人で申し込むよりもツアーの方が割安になることも多いらしい。そのせいか、日本人が多かった。

と、こんなに高機能なのに、やはり客室にポットはない。私は前回学習してスーツケースと一緒にレンタルしていたので、毎日緑茶が楽しめた。これも旅行が楽しかった(=ストレスが少なかった)理由のひとつかもしれない。
これから海外に行かれる方はご注意ください。

*1:ある学校専用のコースだったため、販売されたものではありません