探書リストを整理していて、そういえば『レバレッジ・リーディング』読んでなかったかな、と思い図書館で予約した。
家族に「読んだでしょ?“レバレッジメモ”は読んだから取るようになったんじゃないの?」と指摘されたが、実はこの本のレモは残っていないのだ*1。
ちょうど『リーディング3.0』も読んだことだし、復習になるからいいや、と読んでみた。
読んでみてよかった。(たぶん読んだはずなのだが)忘れていたことがたくさんあった。
読書と言えば「教養」とか「趣味」「娯楽」というとらえ方をする人が多いと思う。だが、本田さんはそうではない。「投資」と割り切っている。
仕事に役に立つことや、人生をより充実させるために必要なところだけを読む。徹底的にそれを自分の血や肉にする。そして、本1冊に1500円投資したとしたら、それを10倍にも100倍にもする、
そういう読書術が「レバレッジ・リーディング」なのだ。
ここまで徹底したやり方は今までなかったので、当時はとても新鮮だった。そして、この考え方が発展したものが『リーディング3.0』なのだ。
今からこれだけを読む、というのはメモの残し方などのスキル面で現実的ではないかもしれないが、『リーディング3.0』を読む前に読んでおくと理解が深まっていいと思う。
“身になることだけを選び、徹底して行う”という考え方は読書以外にも使える。
時間を有効に使って自分に磨きをかけたい人は必読です。
私のアクション:本を選ぶ時は「教養型」より「経験型」
関連記事
読書日記:『リーディング3.0』
読書日記:『レバレッジ勉強法』
読書日記:『レバレッジ・シンキング』
読書日記:『レバレッジ時間術』
以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。
本は全部読まなくてもいい(P20)
「問題解決のヒントを探す」というはっきりした目的意識があったので、余計なところを読まずにすみ、ポイントを拾うのが速くなった…。
経験を学ぶ=本を読む(P27)
同じ業界や似たような仕事で成功した人がいるなら、その人の経験や知恵空学ぶのが一番手っ取り早い。
多読術=レバレッジ・リーディング(P28)
できるだけたくさんの本を効率よく読むこと、すなわち、多くの人の成功のプロセスを吸収することが必要です。これにより累積効果が出て、「パーソナルキャピタル(自分資産)」の言わば「含み資産」がどんどん増えていき、条件反射的に実践で必ず活用できるようになるのです。
制限時間を設ける(P31)
基本的には1冊につき1時間というようにしています。
決して他人の意見を鵜呑みにするわけではない(P48)
むしろ、一人の人間の言うことだけに耳を傾けて丸ごと信じてしまわないためにも、なるべくたくさんの本を読むのです。多読には、考えの偏りを防ぐ効果もあります。
教養型よりは経験型を選べ(P61)
経験型とは、著者が自分自身の経験をベースに書き起こした本。経験者に直接アドバイスをもらうというものです。…私自身が選ぶのも、ほとんどが経験型です。なぜなら、他人の成功体験にレバレッジをかけるのが目的だからです。
多読のメリット(P66)
たくさんの本を読むことで、複数の意見を同時に参考にできる。
制限時間を設ける(P107)
1冊の本を読み始める前に「この本は、だいたいこれくらいの時間で読み切ろう」と私は決めています。
(中略)
時間が無限にあると思うと、余計なところまでも読んでしまい、とうてい数をこなすことができません。そこで、「何時までに読み終える」というタイムリミットの設定が必要になります。
パレートの法則を意識する(P111)
基本的に重要ポイントは本の2割くらいしかありません。そして、その重要ポイントの8割を拾えればよしとします。本1冊で100%、重要なポイントは20%でしかなく、そのうちの80%を抽出するわけですから、その量は全体の16%になります。200ページの本としたら、わずか23ページ分がその総量になります。
完璧主義を捨てる(P111)
レバレッジ・リーディングはあくまでも投資活動なのですから、単に本を多く読みこなすというのではなく自分の課題や目的・目標にとって必要な情報だけが得られれば、それで充分なのです。
*1:確かに、このブログでつけている“読書メモ”を、私は略して「レバメモ」と呼んでいますが