毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

経験が教えてくれる人生のダイヤモンド☆☆

幸せになる法則
市川 善彦
アスカビジネスカレッジ(2007/05/30)
\1,680
矢野惣一さんの本をアマゾンで調べている時に、「この本も読んでいます」に表示されていた本。レビューが褒めちぎってあったので、図書館で借りて読んでみた。


著者の市川さんは警備会社を経営するかたわら、たくさんの本を書き、講演活動も行っている人だ。
この本は、著者が自分の人生で何を学んできたかを30個、ダイヤモンドにたとえて紹介している。

とにかく壮絶な人生だ。愛人の子として生まれ、本妻に引き取られたものの、父の会社が倒産して父が蒸発、極貧生活へ。育ての母と何とか暮らしていたが、高校の時にその母が急死。高校を中退して上京、さまざまな苦労をしながら夢である会社経営へ近づいていく。

そんな経験から得た学び=ダイヤモンドは、まさしく本田直之さん言うところの「体験型」だ*1どん底から這い上がって来るたびにつかんだ教訓は重みがある。
著者なりの成功法則や、願望実現法なども学べる。


この本は一度絶版になったものを、要望が多くて別の出版社から出し直したのだそうだ。ただ残念なのは、著者の人生に沿って話が展開しているため、ダイヤモンドのジャンルがごちゃ混ぜで、全体に散漫な印象があることだ。
伝記や立身出世物語が好きな人には面白く読めるが、理論派の人にはやや読みにくいかもしれない。ひとつでもふたつでも、自分にとってのダイヤモンドが見つかればいい、と気楽に読むのをおすすめします。
私のアクション:何を目標の“代償”にするかを決める


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

ものごとの基準は“良心に対して恥じるか恥じないか?”で判断する(P64)

お金の3段階(P65)

上:金と書いてキンと読む。額に汗して得たお金
中:カネと読む=不労所得(親からもらったお金、宝くじ、投資、ギャンブルなど)
下:銭(ゼニ)=人を苦しめても自分さえ儲かればいいという地獄の心で儲けたお金

偽物と本物の見分け方は「いやらしい」か「品性」があるか(P136)

偽物はどことなく「媚びたようないやらしさ」がある。
「品性」のない人間とは、距離をおいて生活するのが賢明。