先日読書日記をUPした『メッシュ』。本題と直接関係ないのでメモは取らなかったが、気になることばがあった。
フランスでは「“新しいもの好き”とは“お金を落とす”という意味」だという。フランス人はイメージと違って意外に堅実*1なので、確かにありそうだ。
著者のリサ・ガンスキーはトレンドを読んでいち早くサービスを提供するような人なので、やはり新しいものに飛びつく傾向があるそうだ。次回の意味も込めて書いているようだった。私自身も読んでドキッとした。私にも似たような面があるからだ。
この前も、親しくしている先輩に最近こんな本を買ったんです、という話をしていたら
「気に入ったらすぐ買うよね〜」
としみじみ言われた。行動が早いというほめ言葉に取ることもできるが、財布のヒモがゆるい、と意味もあったような気がする。
父も兄も新しいものに飛びつくタイプなので、血筋かもしれない。自己分析では「アーリーアダプター」と「アーリーマジョリティー」*2の中間くらいか(ジャンルによって変わる)。
今まで「新しいもの好き」が散財の別名だなんて、そういう発想がなかった。でも、よく考えてみれば、確かに勢いで買って使いこなせていないとか、一時の興味が去ってそのまま放置というものがいろいろある。
このブログでも、カテゴリ「Project」の移り変わりを見ればその片鱗はうかがえる気もする。
いろんなものに興味を持つのはいいことだが、その先はもう少し考えよう。トレンドウォッチが仕事というわけじゃないのだ。
「お金は価値あるものに使う」のが来年の課題。「新しいもの好き」の方は、こういうとらえ方も知っていると、「お金を落とす人」から卒業できるかもしれませんよ。
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読書日記:『メッシュ』
*1:言い方を変えれば「ケチ」
*2:用語についてはこちらをどうぞ――情報マネジメント用語事典