『アタマが良くなる合格ノート術』の著者、田村仁人さんの本。著者の経歴にこの本のタイトルがあり、興味が湧いて読んでみた。内容の濃い、いい本だった。
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著者が勧めているのは「パラフレーズ」、つまり“言い換え”だ。
日本人は英語ができないと「ボキャブラリーが足りないからだ」とさらに単語暗記に励むことが多いが、著者によれば、中学高校で学んだ内容で充分話せるそうだ。
この本では、パラフレーズを公式化し、例題を解きながら方法を身につけていくようになっている。これがとんち問題のようだったり、発想の転換が必要だったりして面白い。歯が立たない問題も多いが、著者の回答例を見るとなるほど、と納得するものばかり。
簡単に身につくものではないが、こういう考え方を知っていれば、とっさに単語を忘れても、正確な言葉を知らなくても、何とかコミュニケーションできそうだ。
他にも、日本人が苦手な発音の練習方法や、ＴＯＥＩＣで点を取る方法*1、コーパスの使い方などかゆいところに手が届く本だ。
こんないい本が絶版というのは残念だが、ぜひ図書館などで読んでみてください。
どちらかと言えば「やり直し英語」の内容。ただ、今勉強中の学生さんでも、この考え方を知っていると気分的に楽になると思う。
私のアクション：英語にする前に、伝えたい本質を考えてみる
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以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。
モチベーションを上げるために：累積グラフを作る(P136)
日ごとのグラフにすると、前日より量が落ちている日があると後退しているイメージを持ってしまう。
累積量のグラフなら、常に右肩上がりになり、モチベーションが維持できる。
モチベーションを上げるために：ブログで学習記録をつける(P137)
携帯から更新できるようにしておくと続けられる。
（例）
☆勉強内容
・通勤時間にパラフレーズの練習を５分程度
・母音の発音記号の学習
☆覚えた単語・表現など
・officers
・pager
（以下略）
*1:著者は９８０点（９９０点満点）取っています
